白洲次郎。


この人、高貴で、破天荒で、原理主義者。一度決めた原則は曲げません。

照れ屋でチャーミング。日本で最初にジーンズを穿いた男。

確かにかっこよすぎる。yukiの感動マインド作り



前回は、
吉田茂は終戦直後の内閣で外務大臣に就任すると、直ちに次郎を中央で終戦連絡の事務に当たらせます。

GHQの矢面に立たせたわけです。



マッカーサーを謝らせる


マッカーサーに対し、天皇からのプレゼントを渡したときに、マッカーサーは

それを隅に押しやった。


それを見た、次郎は、激怒!

「日本を代表する人からのプレゼントを粗末に扱うとは、断じて許されない。」

「日本はあなたの奴隷ではない!」

と言い張った。


さすがマッカーサーは、これには謝った。というエピソードがあります。


GHQホィットニィ民政局長に『実に英語がお上手ですな。』と言われ、『あなたの英語も、もう少し勉強なされば一流になれますよ。』と答えた。


これはキングスイングリッシュをしゃべれないアメリカ人への、また、それが英国では上流階級相当な待遇を受けるオックスブリッジアクセントであるということを知らないという無教養な局長への痛烈な皮肉であった。



気骨があって癇癪持ちではあっても、威風堂々として天衣無縫な人柄。

80歳過ぎまでポルシェを乗り回し、友達思いで情に厚く、女性・子どもに優しい。


随筆家の正子夫人によると、

「彼のゲンコはいつも権力者や、強いものに向けられており、弱いものいじめをしたことは一度もない。家族のものに対しても、ブツブツ文句はいったが、

手を出すようなことは絶対になかった。」


そして照れ屋でチャーミング。日本で最初にジーンズを穿いた男。

確かにかっこよすぎる。


寝言はいつも英語で、"Shut up!" "Get out!" "Go away!"と怒鳴りちらしていた。
英語のほうが自然にしゃべれていたらしい。


総理大臣でも追い返す


晩年の次郎が心血を注いだのが、軽井沢ゴルフ倶楽部です。

芝の手入れから、従業員の生活、会員の行儀にいたるまで、

ひとつもゆるがせにしませんでした。


正子は「歴代総理大臣には随分迷惑をかけたに違いない」といいますが、

会員でなければ、総理大臣でも追い返す、SPをコースに入れるなど、

もってのほかという姿勢を崩しませんでした。

SPはただ、双眼鏡でコースをバードウォチングするしかありません。


田中角栄は、トイレからタオルを持って出て行こうとして、次郎に呼び止められた。

あなたは日本人ですか。ここに「タオル持ち出し禁止」と書いてあります。

角栄も、「すいません」と謝った。


原則を生涯貫く


その生涯を貫いたのは「プリンシプル、つまり原則に忠実である」と

いう信念です。

「まことにプリンシプル、プリンシプル、と毎日うるさいことであった」と

正子は回想しています。


勢いよく書かれた遺書にはたった二行。



「葬式無用、戒名不用」とありました。


本当に  Simple life is  best  one. ですね!


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