『アイスランド』

アイスランドは、あの時までは大盤振る舞いだった。国内GDPは世界トップクラス。リバレッジ(海外の他人資本を使うことで自己資本の利益を高めること)の高さにあぐらをかいていた。しかし、2008年米国のサブプライムローン問題(住宅バブル崩壊による金融危機)に端を発して、国家破綻寸前まで陥る経済破綻にみまわれた。
そんなことを少しあたまの片隅に入れておいてもらえたらいい。
カナダの気鋭作家、ニコラス・ビヨンが、『アイスランド』と題したこの作品で何を言わんとしているのか、一緒に楽しんでもらえたならいい。
舞台はカナダのトロント。アイスランドにはなんの関係もない。その日一日だけ、顔を合わせた三人の物語。
これは経済の話ではない。他宗教、多文化共生のカナダで生まれた、衝撃の悲劇なのだ。

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