今までなかなか書くタイミングがなくて書けなかったのですが、前回現在の治療の一つについて書いたら他の治療のことも書きたくなったので、検査結果のまとめの前に書いてしまおうと思います。
昨年11月上旬のがん告知直後から「CS60」という、あんまマッサージみたいな療法に週1回通ってます。
CS60との出会い
CS60との出会いは数年前に娘の不登校で悩んでいた時でした。不登校の理由は人それぞれ異なりますが、娘の場合は心の問題だけでなく、体の問題もあるからだろうと考えており、その解決方法として手段を探していたところに知人からCS60を紹介され、体験してみたらすごく良いと思ったのがきっかけでした。
その後、娘の体を元気にしたい一心で、自宅でもCS60が出来るように、と研修を受けて実際に1日1時間程度、娘の体を施術していました。(といっても下手なんだけど。)
なので、今回がんになった際に真っ先に、CS60に通って免疫力アップしてがんを治そう、と思い立ったんです。とはいえ、やはり自己流じゃ駄目だから、プロの施術者にきちんと施術してもらおうと考え、11月からはほぼ毎週1回施術に通ってます。
CS60の施術とは?
このCS60、がんを治すというよりも、人間本来の自然治癒力を回復させるという器具です。
開発者の西村先生は霊感があるんだか分かりませんが、器具を夢の中のお告げだかなんだかで理解して現実に作ってしまったという人です。元々半導体系の設計者だったそうですから専門知識はあるのですが、とても不思議な器具です。
で、正常な細胞なら、CS60を当てたり擦ったりするととても気持ち良いのですが、滞りのある箇所、病的な箇所だと迷走電流が走っていて痛いんです。その痛い箇所にCS60を当てて擦ると器具を通じて放電され、本来の免疫力が戻るので体が治っていく仕組みです。
でも、普通の肩こり程度でも痛いのですが、がん細胞だと半端なく痛い。もう、悶絶するくらいの痛みなんですね・・・
過去に施術に通った際には、まあ、ちょっと「痛いです~!」と声を上げる程度だったんですけど、がんになって通い始めた時には、
「えっ、ここまで痛いんですか!?」
と思うくらい。ピンポイントでがん活性が凄まじい箇所に当たると、
『骨折れそう・・・』←実際には骨じゃなくて、がんのしこりだったりする。
と思うくらいの激痛だったり、圧迫骨折ってこんな感じだろうか、と思うくらいの衝撃だったり。
でも、それを耐えると何か憑き物がポロッと外れるような、身体だけでなく心の重荷が1つ外れるような感覚になり、
『おおっ、軽くなった!?』
と感じることが多い、不思議な施術です。
CS60では「治る時に痛みが生じる」ケースが多いので、痛みを乗り越える忍耐力は多少必要かな、とは思います。
ただ、私がなぜ痛くても通うかというと、悪いものが抜ける瞬間の快感が忘れられないからです。
身体の免疫力をアップするだけでなく、がんになった根本原因のカルマを1つ1つ外してくれているような気がしているんですよ。(CS60は施術者によってもやり方、感じ方が変わるし、受ける側によっても感じ方が異なると思います。)
ちなみに、痛みはずっと続くわけではなく、痛いと言えば加減してくれるし、痛みが少ないだろう方向から攻めるなど、工夫してくれることもあります。
CS60による心の変化
で、CS60に本格的に通い始めてから感じるのが、がんに向き合うのが怖くなくなったかな、ということです。
がん告知されてから、どの治療を選ぶか(標準治療を選ぶかどうか)について悩みつつ、アメブロのがんサバイバーさん達のブログを徘徊させていただいて思ったのが、
標準治療(抗がん剤)を選ぶと、もれなく副作用がついてくるため(副作用のない人も稀にいるようですが)、そっちの悩みが中心で、がんそのものの痛みがどんななのか想像しにくい。
標準治療以外を選ぶと、副作用はないけど、普段どんな痛みがあるのか、どんな症状なのか、などあまり触れない人が多いのか、がんの全体像が想像しにくい。
まあ、他人のがんと自分のがんを比べても意味ないことは分かるのだけど、
今の自分の症状って、良くなっているの?悪くなっているの?
今日の私は最善尽くしてる?
とか、分からないことだらけなんですよね。
がん告知までは本当に疑心暗鬼で、告知後も2~3週間は「私の体って、どうなんだろう?」という不安がたくさんありました。
でも、CS60に通っていくうちに、がんの体内での繋がりについて意識するようになったんです。
今感じている主なことを書くと、
・右乳がんと肝臓の転移があり、そこと背中側が繋がっていて、その真ん中くらいにかなり大きいがん活性がある
・肋骨転移部分だけでなく、左胸の下あたりにもがん活性がある。
・全ての痛みの出口が胸腺にあるので、そこが猛烈に痛い。治癒するまで、ずっとそこが出口のままだろうから、最後まで痛みが残るだろう、とのこと。
こんな感じです。
他の人のがんは分かりませんが、私の場合、かなりがん活性が強いそうだし(前回記事参照)、
転移が肝臓と肋骨と言われたので最初はスポット的な転移を想像していたのですが、実は、
結構あちこちに転移していて、その2ヶ所だけがPET-CTで確認できる大きさだっただけ
なんじゃないかな、実はもっと沢山転移がんhw存在しているんだろうと思いました。
(なので、前回記事にも書きましたが、内臓全体にがん活性があると言われて納得したし、ここで治療を進めなきゃ、と考えたのです。)
きっとこのまま放置していると、本当に体のあちこちががん化するのだろうな、と思います。
でもまあ、CS60を自分でも扱えるからかもしれませんが、体の中のどのあたりにがんがあって、痛みが中から湧いてくるのはコレが原因なのかー、と感じられるようになったおかげで、結構がんが大きくなっても全然心配していない、という心境なんです。
まあ、時々ズキズキするような痛みもあるし、時には乳頭からの出血や分泌物などもあるけど、
「悪い物が出てるのねー、よしよし」ヾ(・ω・`)
みたいな呑気な感覚です。
まだまだ、私のがんは「頑固ちゃん」のようで小さくなる気配があまりないのですが、まあ、CS60はがんを治すものではなく、あくまでも免疫力を高める手段の1つ。気長に構えていこうと思います。
CS60による体の変化
とはいえ、4ヶ月通っていると、毎週身体の変化があり、毎回驚いてます。
一番スゴイな、と思ったのが、呼吸が深くなったことです。
以前のどこかの記事でも書いたような気がしますが、私は家庭環境にも問題があったのだと思いますが、息苦しい家庭で息苦しい思いばかりしていたせいか、実際の体も呼吸が深くできずにいたようです。
で、CS60の施術を受けるたびに、
「呼吸ってこんなに深くなるもんですねー」
と感心していたんです。
そして、気づいたら、顎がほっそりしてきました
小さい頃からエラが張っていて、しかも頬が浮腫んでいて垂れて、真四角な顔つきだったんです。女の子なのに可哀想、と思われるような輪郭で、母からも整形した方が良いと言われるくらいで恥ずかしかったのですが、最近は、卵形に近い顔つきになってきた気がします。
「顔って、この年(五十代)でも変わるんだなあ」
と思うのと同時に、
「顔って、その人の体をそのまま反映するんだ!?」
という気付きもありました。
あと、最近は、長年無理してきた箇所のコリが体の中からすごい勢いで噴き出てくるような感じで、施術でコリを取っても取ってもキリが無い状態です
スゴイのが、頭のコリと首のコリ。
「頭って凝るんですか?」
最初に施術を受けた時に頭の凝りを指摘されてビックリしたのですが、その後に頭を施術してもらうと確かにあちこち痛いし、痛みが抜けると頭が軽くなるんです。軽くなるのと同時に呼吸が一段階深くなっていきました。
がん告知された際に、「小脳が委縮している」という指摘を受けたのですが、これはもしかしたら、頭のコリや首のコリが大きく関係して、小脳への血流が悪かったせいなんだろうな、と感じました。
そして、頭のコリが毎週改善されていくと、次に首のコリがドバッと出てきて。
今は、首のコリの強烈さに驚くとともに、痛みに悶絶してます。
もう、乳がんの痛みはどこへ?というくらい、首のコリの痛みが凄まじい。
筋がピキーンとなることも頻繁で、私の頭の血管、大丈夫かしら?と心配するくらい、毎回悶絶してます。
車に乗ると、ブレーキの度にピキンという痛みが出るので、これはむち打ち症のような症状なのかも。。。とも思います。
嗚呼、週1回の施術が待ち遠しい・・・・。
なので、家にいる時にはCS60を自分の首に当てて、
『コリさん成仏して~~~!』
と願いつつ、CS60にコリを同化させるように動かしてます。
(自分でも多少は取れるんだけど、やっぱり他人に施術してもらう方が早いし威力が強いんです。)
4ヶ月通っても、がんが小さくならないのか、とは思わず。今はまだ、免疫力の低い根本原因から立て直しをしている段階なので、あれこれ体の悪い箇所から痛みが出ても仕方ない、むしろ、ドバッと全ての膿を出してしまいたい、という願望が強いです。
CS60と娘
あと、娘も一応研修受けているので、娘にちょっと施術してもらったりしてます。
娘は不思議と感覚が鋭いので、私の転移ガンの箇所もCS60で当ててほぐしてくれるし、首のコリも意外と成仏させてくれる確率が高いです。
娘は発達障害で生まれて本当に育てにくくて大変だったけど、こうやって助けてくれるようになったので、成長したなあ、良かったなあ、と思うのと同時に、ありがたいなあと感謝するようになりました