この写真は令和6年6/3現在の状況です。

数年前から、“奈良鹿の愛護会”の次年度会員証と振込用紙が同時送付されるよぅになりました。郵送料の節約かなぁ(チョイ押し売り的だけど…)と思いつつ、いつも鹿さんに楽しませて貰ってるし、会員継続してます。この頃から既に経済状況が厳しかったのかな?


昨年9月、担当獣医さんによる“鹿苑”の動物虐待告発は大変驚きました。酷い衛生環境や過剰な飼育頭数、エサ不足等によりすごく痩せたり、毛が抜け落ちたり…とても悲しい写真や内容でした。確かに楕円形の“角切り場”裏にあった収容施設は、老朽化したボロボロのフェンスでした。餌不足だったのか、たまに来る観光客の与えるドングリへの食付きが凄かったです。



新たに奈良県の助成も決まったらしく、“鹿苑”の改修工事が始まりました。告発から9ヶ月が経ち、6月〜完成した一部施設の公開が始まっています。このより良い施設が出来たのなら、告発も成功だったんですね。


↓ 藁や配合飼料など山盛り、食べ過ぎてない?


↓ お乳飲む背中のカーブ、必死さが伝わる。
↓ 綺麗な水飲み場も出来ました。

報道によると6/1現在、母鹿85頭・子鹿61頭が収容されてるみたい。去年6/3たと母鹿260頭余りだったから、奈良公園内での出産が多いわけです。また人通りの多い箇所では、子鹿だけを保護・収容してる様子を偶然に見掛けました。子鹿の収容数が多い理由だと思いますが、母鹿と離すことになり、大丈夫なのかしら?  


なお恒例の今年生まれの赤ちゃん鹿を表紙としたミニノート(2種各200円)、事務所窓口にて販売中です。来場記念に是非どうぞ!


管理上の都合なのか、エリア内に日陰を作る樹木はなく、相変わらず芝生ではなく土むき出しなのは残念ですが…。現在は母子鹿が広いエリアをあてがわれ、奥の方に他の鹿さん達が詰め込まれてるみたいだから、早く工事完了するといぃですね。

↓ 春日大社参道、母鹿とはぐれて鳴いてます。
↓ まだ歩き方もぎこちない…。
↓ 会えた!(森には入らず、通路より撮影)