この写真は令和6年5/10午前現在の状況です。

近鉄富雄駅からバス10分程(毎時1本)、下車すぐ。
霊山寺のバラ庭園に行ってきました。見頃には若干早く、週明けの雨上がり以降、全体的な見頃に入るかと思われます。バラ庭園は朝8時〜開園です(本堂は10時〜/薬師湯殿は10時半〜)。




シベリア抑留体験のある当時の住職さんが、世界平和を願って開園したバラ庭園以外にも、霊山寺は見どころいっぱいです。霊山寺は、聖武天皇の命により行基菩薩が開山した由緒あるお寺。近鉄奈良駅前の噴水に立つ行基さんよりも、新緑のもと気持ちよさそぅ。





国宝/本堂(鎌倉時代)、縁台に高欄が周り、蔀戸や優美な屋根の曲線が美しい。





東大寺大仏開眼導師、インド婆羅門僧/菩提僊那が寺名“富美山鼻高霊山寺”を名付けたとされ、今も供養塔があります。


↓ 重文/三重塔(鎌倉中期)。

↓ ナンジャモンジャの白い花、満開。


本堂から片道1キロにある“奥の院”、此処に訪れた弘法大師が感得した辯財天さまをお祀りしています。




↓ “奥の院”、樹齢800年ともいぅ大杉。


帰ってきたら、やはり“薬師湯殿”へ。遣隋使/小野妹子の息子さんが薬師如来を祀り、栽培した薬草による薬草風呂を施湯したことが始まりとされます。里人を癒やし、聖武天皇や光明皇后もご入湯されたと伝わるそぅ。現在は近代的な設備で安心、ただ浴槽ひとつなのは残念ですが…(入山受付にて別料金600円必要)。