いいお天気だったから、自転車で奈良阪越えて平城山方向へ。大仏鉄道黒髭山トンネル跡を見て折り返し、初めて見るプリンの森(大仏プリン本店)はお客さんでいっぱい、前から気になってた園芸店を覗いたり、旬の駅ならやまに寄ったり、帰りの坂道は自転車押してテクテクと。
この頃お出掛けしてなかったから、綺麗なモチツツジを眺めたり、立木なのに白藤みたいなお花?を見掛けたりして、楽しかったな。
↓ 5/4朝、幡が外されてますね。
さてよく伺う松伯美術館、年一回恒例の下絵の展観。いつもは松園さん中心ですが、今回は3代、特に松篁さんに重点をおいた展示でした。タイトルの“勤勉努力”といぅ言葉は、松園さんの制作の姿を見て育った、松篁さんの信念だそぅです。
松園さん当時の絹本薄塗りの日本画は、塗り直しが出来ないため、入念に整えられた大下絵をなぞる清書のよぅなものです。一方、対象となる鳥などの一瞬の動きを捉えた素描や、試行錯誤の跡が分かる下絵は、またとても興味深く面白い。膨大な素描を経て洗練された形と、ろ過された純粋な色彩に集約された無駄のない造形美として表現されたものが、日本画(本画)であるのがよく分かる展示になっていました。
今回は既に会期終了ですが、次年度以降、ぜひご覧いただきたい企画です。 なお、次回の開館30周年祭記念『文化勲章 三代の系譜一松園・松篁・淳之』展にて、他館より借用する松園作品6点の下絵を先行して展示していたのも、嬉しい配慮でした。