この写真は令和6年3/13深夜の状況です。

3/12“籠松明”の喧騒も終わり、明けて3/13深夜1:45〜2:30頃、いよいよ“お水取り”行われました。篝火と奏楽の響くなか、咒師を先頭に、北二以下5人の練行衆、堂童子、警護役の講社関係者、閼伽桶を運ぶ庄駆士が二月堂下の“閼伽井屋”まで赴き、“香水”を汲み上げて戻ります。

↑ お水取りの“呪師松明”。
↑↓ 1度目の“お水取り”へ。

↓ 閼伽井屋の扉、この中で“お水取り”が行われる。

開始ギリに到着すると、“閼伽井屋”前は既にビッシリ5重位の人垣ができてました。閼伽井屋内での“お水取り”自体は見学することが一切出来ないし諦め…行き来の行列を眺めやすい場所へ移動。練行衆らが下る南石段は閉鎖ですが、脇階段は通行可能。また二月堂東側から舞台側への移動も可能でした。舞台南端や南出仕口近くから、3回繰り返される行列を眺めました。修二会の中でも、“お水取り”の様子が伝わればいいな。

↑↓ “閼伽井屋”から二月堂へお戻り。
↓ “閼伽桶”を前後に担ぐ二組、分かるかな?
↑ 2度目の“お水取り”へ。
↑↓ 2度目のお戻り。

↑ 新しい松明に火を付けて。

↑↓ 3度目の“お水取り”へ。

↑ 3度目(最後)のお帰り、待機中。
↑↓ 3度目のお帰り。

↑↓ “呪師松明”を先頭に、練行衆お帰り。
↓ 二月堂南出仕口へ、皆さんご帰着。

閼伽井屋で汲み上げられた“香水”、二荷ずつ3往復して二月堂まで運び上げられます。その後3/13夜に、内陣須弥壇下にある甕に移されます。ひとつは、修二会創始者/実忠さんの頃より毎年追い足しして、行法にも用いられる“根本香水”。ほかに年度毎の“次第香水”があり、こちらは二月堂湯屋の井戸水で割ったものが、なんと二月堂受納所にて販売して頂けます(飲用時は要冷蔵)。↓ボトルも可愛いですよね。