この写真は令和5年6/12現在の状況です。

出産後の母鹿は、その赤ちゃん鹿を守るため、人間に対しても攻撃的になる場合があります。そのため多くの妊娠中の母鹿さんは、奈良の鹿愛護会により事前に保護され、春日大社参道脇の“鹿苑”にて出産・子育てします。またその様子は、6月末まで恒例の“子鹿公開”にて見学ができます。


ただ全ての妊娠しているメス鹿が捕獲されるわけではないため、奈良公園内にて出産する母鹿もいるわけです。そんな愛らしい赤ちゃん鹿を偶然見掛けたので、ご紹介します。







大変可愛ぃ赤ちゃん鹿なのですが、人間が触って匂いが付くと、母鹿さんが育児放棄をしてしまうそぅです。去年そのよぅに亡くなった“こつぶちゃん”の記録が、WEBにて公開され、鹿苑では絵本としても販売中です。そんな悲劇が繰り返されないよぅ、静かに見守りたいものですね。



“大仏ホタル”をご存知ですか?  東大寺大湯屋前のせせらぎを、蛍がチラホラ飛び交っています。夜のお出掛けは苦手なのでこれまでは見に来られず、今はチャリ5分なので初見物へ(6/5)。ネーミングから勝手に大きめのホタルかと思い込んでたら、普通の小さな蛍でした…。某ホテルからは送迎バスも出ていて、結構な人出でビックリ。残念ながらスマホではホタルの写真に撮れないので、昼間の現場の雰囲気をご紹介。
 

6/13、2度目の“大仏蛍”見物へ。乱舞するほどではなく、チラホラゆらゆら飛んでます。

ちょうど20時、大鐘“奈良太郎”が鳴り始めたので、坂を駆け上がって鐘楼へ。“鐘楼”は鎌倉期再建ですが、“大鐘”は奈良期のまま。ぼくの部屋の窓を開けていると鐘の音は聞こえてくるのですが、現地でその響きを聴くのは初めてでした。


鐘楼前に中学生くらいの団体さんが体育座りで聞いていて、鳴り終わるとガイドさんが「1300年前の鐘の音はどうでしたか?」「次は高いところから奈良を眺めましょう」と二月堂方向へ歩いていきました。昼間に見掛けるよぅなただ通り過ぎるだけの見物ではなくて、なかなか素敵な旅程だなぁと感じました。

↑↓ 大湯屋(非公開)と田植え前の供田。