初経と月経 準備と対処  小学校高学年のお子さんに伝えたい事 ⑦  | 生きていく中で必要になる性の話 JISEIのブログ 

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自分や相手の体と心を大切に一人一人の人権を守る、社会問題を自分事と捉える主権者教育としての性教育が大切だと感じています。現代の子供の保護者世代が受けた内容と大きく変化した性教育について、保護者と子供達と共に学ぶ活動を広めたいと考えています

生きていく中で必要になる性の話

親が我が子に語る様な気持ち

で書いています

大切な事は

安心安全に性に関する

行動ができる

為の情報を知り

自分自身で選択できる 

という事です

 

 

 

今回は、

初経

その準備と対処

 についてお話したいと思います。

 

 

 

初経

平均は12歳前後で、

ほとんどの女性が,10~15歳の間で迎えます

初潮が来ても、性機能は未熟で、

2~3年は不規則であったり、

無排卵である事もあります。

なかには、初経が10歳未満にくる

早発月経や、

15歳以降にくる晩発月経

(18歳までに初経があれば

特に病気ではありません)

の場合もあります。

 

 

 

第二次性徴・初経の準備

第二次性徴・初経を迎えるにあたって、

用意すると安心で、

おすすめしたいものを紹介します 

生理用品

(ナプキン・おりものシート)

生理用ショーツ

子供用ブラジャー・ブラトップ

基礎体温表

婦人科体温計

避妊具(コンドーム)

 

 

 

子供の成長は大変喜ばしい事ですが、

性に関する成長は、

ほとんどの保護者の方々が自分自身で、

効果的な性教育を受けた機会も乏しく、

いざという時に、

落ち着いて子供に対応するのは

なかなか難しいのではないでしょうか。

なかには、

子どもの性に関する成長を受け止められずに、

胸が大きくなってきても、

ブラジャーをなかなか

購入してもらえなかった

の親子の心理的な問題も

抱える事もあります

 

 

 

又、男性が養育を行っており、

女児の第二次性徴を迎えるにあたって、

対処法が分からない

の問題もあるかもしれません。

その為、小学校低学年の頃から、

いざその時期を迎えた時に、

余裕を持って親が対応し

安心を子供に与えられるように、

私も子供の為に、

これらの準備を行いました。

さすがに、コンドーム渡すのは

かなりの抵抗がありました。

しかしながら、

機能的に妊娠をする体に成長したからには、

正確な知識を持ち、

避妊をしなければ妊娠します

 

 

 

文部科学省が2015年に発表した

「妊娠のしやすさと年齢の関係や、不妊に関する内容」

の中で、




22歳時の妊娠のしやすさを1.0とした時の、

15歳の妊娠のしやすさは0.6だそうです。

また、性被害を受けてしまう状況に不運にも陥ってしまった時、




「私は、絶対的に、

合意したわけではない」

と強く宣言した上で、

妊娠や性感染症を避け、

自分自身の身体を

自分で守ってほしい

と思うのです。

 

 

 

まずは、基礎体温計を準備し、

測定方法と記録方法を伝え、

自分自身の身体に興味を持つ

自分自身の身体に、

責任を持つ為に、

確実に、

自分の性に関する安全を守れるように

選択できる様、

必要な情報を伝えていければと思います。

 

 

 

いろいろな生理用品については、

また次回お話させていただきたいと思います。

今回カバー写真に掲載させて頂いた写真は、

避妊具の売り場を撮影したものです。

撮影にご協力いただいた

ドラックストアの方々、

ありがとうございました。