和歌山県立自然博物館にいる『カエルアンコウ』を観察しました
 
カエルアンコウ(蛙鮟鱇)は、鼻先の疑似餌で小魚を釣って捕食する習性から「釣りをする魚」とも言われます
 

普段はじっとしていて、ほとんど動かないです

 

泳ぎが苦手な底生魚であり、胸鰭と腹鰭で海底を歩くように移動します

 
反対方向を向いているのは珍しいです
 
これも初めて見た、上に上る泳ぎ
 
 
🐸エサ獲り🐡
 
カエルアンコウは、かなり貪欲な肉食魚で、目の前を食べる獲物をすべて食べようとします。通常は小型の魚や甲殻類を捕食します
 
上顎の先端に突起状の皮弁(エスカ)があり、先端に『疑似餌』がついています。これをゴカイやエビのように動かして小魚などをおびき寄せます
 
よーく見ると皮弁(エスカ)が動き始めました
 
この後、『疑似餌』をゴカイやエビのようにアーチ状や小刻みに動かして獲物を引き付ける動作を行いました

 

これで獲物を引き付けた後、口を普段より大きく開け、0.006秒という速さで獲物を水ごと吸い込みます

 

この時は、獲物はいなかったのですが、このようなアクションを行ってくれました
 
水槽にエサを与えられた時、このようにして食べるのでしょうか?
 
何回かこの水族館に行って、偶然、見れた行動でした
また行った時は観察したいと思います