2024年4月、神奈川県相模原市の『城山かたくりの里』(しろやまかたくりのさと)へ行きました
かたくりの花は、終わっていたけれど、「黄花かたくり」が咲き始めていました
「黄花かたくり」以外も、いろいろな山野草がありました
どれも可愛かったです
🌸ヒトリシズカ
一人静 センリョウ科
美しく舞う静御前(源義経の愛人)の様子と花姿を重ねて、「ヒトリシズカ(一人静)」と名づけられました
花には花弁も萼もなく、雄しべの花糸が白色でよく目立ちます
🌸ミヤマシキミ
深山樒 ミカン科
ミカン科の「シキミ」に似ていて深山に生えることから。「シキミ」は、果実に猛毒があることから「悪しき実」が由来
🌸ヤマブキソウ
山吹草 ケシ科
名前の由来は、花がヤマブキに似ているから、花が山吹色だから、などの説があります
🌸ユキモチソウ
雪餅草 サトイモ科
花の中央に雪のように白い餅に見える付属体があることから雪餅草と名付けられました
🌸ウラシマソウ
浦島草 サトイモ科
50cm以上にも及ぶ長い釣り竿のような付属物が花の集合体の上部から突き出ています。この様子を浦島太郎が釣りをする様子に見立てたのが「浦島草」の名前の由来です
写真でも釣り竿の一部が見えます
🌸オオバキスミレ
大葉黄菫 スミレ科
和名の由来は、他のスミレと比べて葉が大きく黄色の花であることによります
🌸カナダケシ
ケシ科 詳細不明
🌸ミツバツツジ
三葉躑躅 ツツジ科
枝先に3枚葉を出すのが名の由来です
🌸キバナカタクリ
黄花方栗 ユリ科
カタクリという和名は、籠が傾いたように花を咲かせる→「かたむいた籠」→「カタカゴ」→「カタゴ」→さらに花が小さな百合に似ていることからユリがつき、「カタコユリ」→「カタクリ」と呼ばれるようになりました
また、カタクリが鹿子模様の葉を1枚だけつける様子から、「カタハカノコ(片葉鹿子)」と呼ばれていたことが由来とする説もあります
カタクリの地下茎(ちかけい:地中に埋もれた茎)から作られたデンプンの粉が「片栗粉」です
🌸ハルリンドウ
春竜胆 リンドウ科
竜胆すべてですが、竜の胆のように苦いことから竜胆(リンドウ)と名がつけらました。 また、春に咲くことから春竜胆
🌸ヤマブキ
山吹 バラ科
名前の由来は、ヤマブキの細い枝が風に揺れる様子から「山振り」と呼ばれていましたが、風が吹くと揺れることなどが相まって「ヤマブキ」と呼ばれるようになりました
ヤマブキは花弁が5枚で木、ヤマブキソウは4枚で草です
🌸クロフネツツジ
黒船躑躅 ツツジ科
清楚で上品なピンクの花を咲かせ、その美しい姿から「ツツジの女王」と呼ばれています。朝鮮半島~中国北部に自生し、日本には江戸時代に黒船によって持ち込まれた、というのが名前の由来です
花の名前の由来を調べたり、豆知識を調べて勉強になりました👨🎓
ここはもうすぐシーズンオフで閉園。来年、カタクリの満開の頃また来れたらいいな