2024年2月、清水寺参拝の後は、八坂神社に行きました

 

途中、産寧坂(さんねいざか、三年坂とも呼ばれる)を通りました。二年坂を介して北にある八坂神社、円山公園、高台寺、法観寺(八坂の塔)と南にある清水寺を結んでいるため、観光客が絶えません。急坂もあり道幅が狭いので混雑は半端ないです

両側にはお土産物屋さん、食べ物屋さんがぎっしり並んでいて、どこもお客さんの列ができています

 

 

【八坂の塔】

 

産寧坂からの八坂の塔

 

この五重塔は、法観寺の伽藍です

法観寺は、589年、聖徳太子の開基と伝わります

現在の寺域は狭小で、15世紀に再建された五重塔以外に目立った建築物はないものの、法灯は脈々と続いています

 

八坂の塔の隣に白い梅の花が咲いているお寺があり、吸い込まれるように入りました

 


【金剛寺(八坂庚申堂)】

 

入ったお寺は金剛寺で、正式には大黒山 金剛寺 庚申堂(こうしんどう)と号し、通称は八坂庚申堂といいます。大阪の四天王寺庚申堂、東京の入谷庚申堂(現存せず)とともに日本三庚申の一つとされています

 

境内には梅が咲いていました。ここもめっちゃ混んでいました

 

本尊の青面金剛は飛鳥時代に中国大陸より渡来した秦氏の守り本尊であり、また秦河勝の守り本尊でした

天徳4年(960年)、その青面金剛を一般の人達も参詣出来るようにと青面金剛を本尊とする庚申堂を建立しました。この庚申堂は日本で最初の庚申堂とされています

 

本堂周辺にカラフルな小袋がいっぱい吊るされていました

 

吊るされているのは、「くくり猿」と言われるものでした

 

「「くくり猿」は、お猿さんが手足をくくられ動けない姿を表しています。

お猿さんは庚申さん(本尊 青面金剛)の お使い(仲間) で、お猿さんに願いを託せば必ず庚申さん(本尊)に伝えてくれる」(H/Pより)とのことで、「くくり猿」に願いが書かれていました

 

御朱印

 

このあと八坂神社に行きました

 

 

【八坂神社】

 

全国にある八坂神社や素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とする関連神社(約2,300社)の総本社であると主張しています

祇園祭(祇園会)の胴元として有名です

 

貞観18年(876)南都の僧・円如(えんにょ)が当地にお堂を建立し、同じ年に天神(祇園神)が東山の麓、祇園林に降り立ったことにはじまる。という説などがあります

 

西楼門(重要文化財)

明応6年(1497年)の再建。創建年は不詳

 

舞殿(ぶでん、重要文化財)

明治7年(1847)再建。花街のお茶屋や付近の料亭などから奉納された多くの提灯があります。自分的に八坂神社のシンボルです

 

本殿(国宝)

ヤマタノオロチを退治した素戔嗚尊(スサノオノミコト)が主祭神

この下に大きな池があり青龍(東方の鎮守)が棲んでいるといわれています

 

青龍の御朱印を頂きました

この時、16時で御朱印〆切寸前でした

そして知恩院に行ったのですが、16時で閉門していました

 

この日の午後は人気のある伏見稲荷大社、清水寺、八坂の塔、金剛寺(八坂庚申堂)、八坂神社とまわりましたが、どこも観光客でいっぱいでした

外国人が多いので、平日でも多いと思いました。バスも満員で乗れなくて何台か待ちました。人気スポットは時間に余裕を持っていく必要がありますね

 

それでも、八坂神社に行ってから、京都三大祭り(葵祭、祇園祭、時代祭)に行きたくなりました