2022年4月18日、奈良と京都南山城のお寺9寺をお詣りしました

 

御朱印を授与するのは、約4年前から始めたのですが、御朱印を整理していたら

それ以前に行った寺社の御朱印も欲しくなって出かけました

 

まずは法隆寺。創建は607年、開基は推古天皇と聖徳太子です

以前何回か行った時は晴天が多く、五重塔とか、とても晴天に似合うので

晴れの予報に合わせて行きました。が、結構、雲があったので残念でした。が、御朱印は頂けたのでOKでした

 

参道からの中門、五重塔です。大好きなスポットです

 

境内の案内図です

大きく分けて西院伽藍(さいいんがらん)と東院伽藍(とおいんがらん)があります

 

 

【西院伽藍】

中門と五重塔が見えます

 

伽藍の中から。右は五重塔、左は金堂です

 

五重塔(国宝)は7世紀後半から8世紀初頭に建てられた現存最古の塔です

一階には四方に須弥山や浄土風景などを模したなかに塑像が置かれています

 

金堂(国宝)は世界最古の木造建築です

多くの仏像が安置されていますが、中でも内陣真ん中の釈迦如来及び両脇侍像(国宝)は独特の雰囲気があって大きく感動します。その右に薬師如来座像(国宝)、左は阿弥陀如来(重文)です。その他、四天王立像、毘沙門天・吉祥天像(いずれも国宝)などがあります。国宝の宝庫ですね。壁画などもすばらしいです

 

中央部にふくらみのある丸柱はエンタシス。中学かの教科書を思いだします

 

伽藍を出て聖霊院(しょうりょういん、国宝)へ行きました。聖徳太子坐像はじめ5軀の仏像(国宝)があります。また法隆寺の御朱印を授与できます。法隆寺の御朱印は一つで、ここだけの授与です(西園堂では西園堂の御朱印頂けます)

書いてあるのは「わをもってとうとしとなす」。「以和為貴」ですかね?聖徳太子が十七条憲法の冒頭に掲げた言葉です。人々が協調することの重要性を述べたことばです

 

大宝蔵院です

ここも国宝の宝庫です。国宝は、阿弥陀如来及び両脇侍像・厨子、地蔵菩薩立像、夢違観音、九面観音、百済観音、黒漆螺鈿卓、玉虫厨子などがあります。特に百済観音は飛鳥・白鳳時代の作でスラっとした観音様で独特の美しさを感じます



 【東院伽藍】

東院伽藍への参道です。長くて広いです

 

中間点に東大門(国宝)があります。奈良時代の製作です

 

夢殿です。奈良時代建立の八角円堂

堂内に聖徳太子の等身像とされる救世観音像(くぜかんのんぞう;国宝)を安置しています。春と秋に開帳するそうで、運良く開帳していたので拝観できました。百済観音と同じ飛鳥・白鳳時代の作で、やはり長身でした

 

このあと、となりの中宮寺へ行ってから、西院伽藍に戻り、西円堂(国宝)に行きました

丘を登ったところに西円堂があります

 

 

本尊は薬師如来坐像(国宝)です

 

ここで御朱印を頂きました

 

法隆寺で頂ける御朱印は、聖霊院の「わをもってとうとしとなす」とここの薬師如来だけです

 

まわるのに2時間かかりました。何回か来ているから少しは早くなりましたが、最初の頃はまわり終わると疲れ切ったものでした。

ちなみに国宝は、建築物18,仏像・工芸品21でした

 

次は、雲ひとつ無い抜けるような青空に来れたらいいなと思いました