フレディ・ケンプ 1977–

 

ケンプと言ったらヴィルヘルム!ではなく、フレディ・ケンプというピアニストがいます。

父親がドイツ人、母親が日本人というハーフでして、どうやら父親がヴィルヘルム・ケンプの親戚らしいので、フレディ・ケンプも遠い親戚になるみたいです。

 

そして僕自身、2004年に彼が日本でリサイタルを何箇所か回った時に1回だけ聴きに行った事があります。

そしてその時なんとも言えないのですが、僕の中ではどちらかというと残念な演奏でした。

 

とは言え僕にとっては貴重な機会だったので、ちゃんとCDも買って(リストの超絶技巧練習曲)、サインももらって。。。とおきまりの行動です。笑

(そしてそのCDも何回か聴いたのですが、リストの曲は当時はほとんど聴かなかったし、しっくりくる演奏でもなかったのでその一瞬だけでした)

 

、、、フレディ・ケンプ大ファンの方いらしたらすみません。。。

 

そんなコンサートの印象もあってか、それ以降フレディ・ケンプの演奏はほぼ聴いておりませんでした。

 

 

そんな中、去年どハマっていたピアノ・ソナタ32番をAmazon music unlimited で検索しまくっていたら出てきたのが今回紹介するCDです。

ピアノ・ソナタ30番〜32番。どうやら調べてみると23歳の時の録音だということ。。。

 

まったくその年齢を感じさせないほどロマンティックに仕上げてくれています。

確かに音としては単調なのかもしれませんが、それでも当時彼が持ち合わせていた音楽性やテクニックを発揮しています。

 

30番も、31番も中々いい演奏ですが、、、

 

そして僕はこのCDで好きなのが32番の第2楽章の第5変奏。

この演奏を聴いた時(恥ずかしながら)第5変奏はここに旋律があったのか、、、と気づかせてくれました。というくらい主題の歌い方が上手で、ついつい何回も聴いてしまいました。

 

 

 

 

やはり音楽家は1つのリサイタルだけで評価できないし、逆に1枚のCDだけでも評価してはいけないな、、、そんなことをひしひしと感じた僕でした。

 

 

読んでくださりありがとうございました(^O^)