2007年5月10日(木)
温水洗浄便座の発火・発煙事故、84年以降は計105件
温水洗浄便座で発煙や発火などの事故が起きている問題で、便座メーカー9社が加盟する業界団体「温水洗浄便座協議会」は9日、1984年11月~今年4月に、計105件の事故が起きていたとする調査結果を経済産業省に報告した。
大半は、便座部が過熱して発煙や発火、焦げや変色を生じるなどしたもので、けが人はいなかった。
105件のうち、メーカー側の判断に基づき、同協議会が製品に起因する事故としたのは64件。協議会では、この64件とすでに公表済みの2件を加えた計66件について、メーカー名と機種名を公表した。内訳は「TOTO」(北九州市)が52件、「INAX」(愛知県常滑市)が11件、「松下電工」(大阪府門真市)が3件。
協議会では、残りの39件については誤使用や原因不明の事故として、メーカー名や機種名を公表していない。この中には、トイレ付近から出火して家屋が全焼し、焼け跡から温水洗浄便座が見つかったケースが2件あったが、これについて協議会では、1件は「製品からの発火要因はない」とし、もう1件についても「発火要因は見つからず、原因不明」としている。
また、105件のうち、メーカーが事故が起きていることを理由に自主点検の対象としていた製品での事故は31件だった。
これまでTOTOでは29件、INAXでは8件の事故が明らかになっていたが、調査結果で事故件数が増えたことについて、両社は「より軽微な事故についても報告対象に含めたため」としている。
(2007年5月9日22時32分 読売新聞)
温水洗浄便座の発火・発煙事故、84年以降は計105件
温水洗浄便座で発煙や発火などの事故が起きている問題で、便座メーカー9社が加盟する業界団体「温水洗浄便座協議会」は9日、1984年11月~今年4月に、計105件の事故が起きていたとする調査結果を経済産業省に報告した。
大半は、便座部が過熱して発煙や発火、焦げや変色を生じるなどしたもので、けが人はいなかった。
105件のうち、メーカー側の判断に基づき、同協議会が製品に起因する事故としたのは64件。協議会では、この64件とすでに公表済みの2件を加えた計66件について、メーカー名と機種名を公表した。内訳は「TOTO」(北九州市)が52件、「INAX」(愛知県常滑市)が11件、「松下電工」(大阪府門真市)が3件。
協議会では、残りの39件については誤使用や原因不明の事故として、メーカー名や機種名を公表していない。この中には、トイレ付近から出火して家屋が全焼し、焼け跡から温水洗浄便座が見つかったケースが2件あったが、これについて協議会では、1件は「製品からの発火要因はない」とし、もう1件についても「発火要因は見つからず、原因不明」としている。
また、105件のうち、メーカーが事故が起きていることを理由に自主点検の対象としていた製品での事故は31件だった。
これまでTOTOでは29件、INAXでは8件の事故が明らかになっていたが、調査結果で事故件数が増えたことについて、両社は「より軽微な事故についても報告対象に含めたため」としている。
(2007年5月9日22時32分 読売新聞)