皆さまこんにちは。

今回もしつこく、小池百合子を1年前からの続きで又、攻撃します。

小池百合子都知事は、まったくの無能です。(冒頭からの暴言お許し下さい)

前回の攻撃の時はチラッと経済音痴の部分をご披露しましたが、今回は全くの見識の無さをご紹介致します。

彼女は、メディアのニュース解説者を長く続けていたため、政界には通じていて、ある程度の政治家ならではの判断ができます。

いわゆる問題定義に対する「落としどころ」は、身についているのです。

そのうえ、メディアコントロールはお手の物でグリーンカラーを位置づけたり、パンダ放送の直後にメディアに露出するなど、とにかくメディアの露出は話題に事欠くことなくダントツのナンバーワンでした。

結果、都民はインパクトを受け「緑のタヌキ旋風」を巻き起こしました。

当初は私も騙され「おっ!政治に新しい息吹が起こるか」と期待して応援ブログまで書き込みました。

しかし、すぐ気が付きこの女性は敵を作りプロパガンダで民衆を煽ったり、家庭の主婦が喜びそうな「節約」を、オリンピックの東京都政に持ち込み家庭経済と国家経済や東京都という世界最高の商業都市の経済を混同している事が分かり反対派に回りました。(国家経済と家庭経済は全く異質なもので現在のようなデフレが続いた場合、財政出動つまり国や地方行政がその予算をふんだんに使い国民の手に渡さなければなりません、簡単にいうと公共事業を増やすという事です。節約はまったくその反対の政策です)

無能ぶりはいくつもあるのですが、全部書くととんでもなく長くなりますから、今回は「豊洲の土壌汚染問題」に焦点をあててご説明いたします。

皆さまもご存じのように、豊洲の盛り土が当初の計画通り行われておらず、地下ピット(当初は地下空間と呼び穴が開いているようなニュアンスを伝えた)に変更されていたことを持ち込んだのは、共産等の議員からでした。ニュースソースは共産党で地下空間という非常識な言葉で都民と国民を翻弄させました。

これを手抜き工事だと取り上げ東京都議会の自民党を敵に回したものだから、共産党はシンパシーを感じ彼らも小池マジックに引っ掛かりました。

当然左翼に汚染されたオールドメディアも一緒になって小池旋風の片棒を担いだのです。(片棒というか今の世の中は、メディアで動いていますから張本人ですね)

のちに、「希望の党」で国政に参加し民進党に踏み絵を踏ませ、パヨク(左思想)は選別から外したためパヨクに汚染されているオールドメディアは一斉に反対に転じTVのワイドショウも新聞も、小池攻撃になり今の騒ぎとなったのです。

そこで豊洲問題の件を順を追って検証してみましょう。

当初は、地下ピットになった問題で政治が働き石原慎太郎も含め誰かがワイロを受け取ったのではないかと問題定義しました。

これはモリカケ問題とまったく同じであくまで推論にしか過ぎません。

贈収賄の何の証拠もなく、ただ邪推して言いがかりをつけただけです。

野党が良くやる手法で、証拠が挙がらないものだから最後は「忖度(そんたく)」が働いたのでは、という「他人の心を思いやる」という清い言葉を悪く利用して使った言葉が「忖度」です。物理的に何の証拠も検証もできません。人の心の中ですから、本当に「言いがかり」で誹謗中傷の道具にしか過ぎません。

贈収賄の根拠がすぐには、発見できませんから都議会の自民党員はなぜ計画変更したのかなぜその報告がなされなかったのかと、まずは腐った都議会を猛攻撃しました。と、ここまでは良かったのです。

結果共産党を代表とする野党はもろ手をあげて大喜び遂に都議会のドンまで引きずり下ろし降参させてしまったのです。

ここで最初の論点をすり替えています。

さすが、喧嘩上手な一面を見せてくれました。

これもマスコミを味方につけたから出来た事です。

しかし、これだけではただの抽象論にしか過ぎませんので豊洲市場移転問題を大きく先延ばしした理由としては、論拠が弱いため第二の矢を打ちました。

それが土壌汚染問題です。

すかさず土壌汚染の問題に視座を移し問題の論点をなりふり構わず又すり替えたのです。

これが笑っちゃいますが、TV報道で彼女が発した言葉を一部そのままお伝えします。

「わたくしは、豊洲の地下汚染について非常に懸念をもっております。地歴照会を始め着手したところでございます。。。」

その時の彼女の発言姿勢を見ていたが、下を見ながらあんちょこを読み上げていた。

つまり「地歴照会」の意味も分からず、ど素人のスタッフの作成した文章をただ単に読んでいたのだ。

この土壌汚染の問題は、12年前のファンドブームの時にアメリカが持ち込んだ定義で、それまでは土壌が汚染されていようがいまいが、何も考えず罰則規定がないためお構いなしに日本人は、建物を建設していたのです。

この地歴照会の事を業界ではフェーズワンと言います。

調査方法は、国会図書館や法務局の過去公図(80年間保存してあります)

やゼンリン社の過去マップをいちいち過去にさかのぼって、その当該物件の前身に何が建っていたかの調査です。

公図の地番から建物の閉鎖謄本を引きずりだし、何十年分の過去履歴を追いかけます。

もし、工場、病院、クリーニング屋、etcが過去に存在していれば、必ず汚染物質が出てきます。

クリーニング屋の場合など現地に赴き、近所のお年寄りに、昔あったあそこのクリーニング屋は、実際に現場で洗濯していたのか、ただの取次店だったのか聞き込み調査まで行います。

 

そして、もらい汚染といって当該物件の周辺にやはり工場などが過去に(現在でも)あった場合、染み渡り、もらい汚染されている可能性があります。

その場合、次はフェーズツーに入り実際に現場の中を8m間隔で直径20cmの穴をあけその穴に、検査棒を差し込み物質とガスの綿密な検出調査を行います。

(この調査を余禄で行えば、なんm掘削すれば温泉が出てくるかまでわかります)

これらの一連の作業は「土壌検査会社」が行いますが、検査会社の数が足りないためファンドバブルの時など一か月も二か月も待たされます。

そこで、売り主が他へ売却されたら困るので、フェーズワンは我々不動産屋が行って安心だと分かれば先に取引を行い、その後土検査会社のお墨付きの検査報告書をもってファンド化していきます。(非常に面倒で時間のかかる作業が地歴照会です)

汚染項目「物質23項目」や「ガス13項目」など国が指定した汚染項目の検査を行い基準値以上だったら、売り主が土壌改良を行わなければディール(取引)は中止です。

一般的にこれらの瑕疵(見えない傷)は、売り主責任で行います。

実際に森友学園問題は、地下に一般ゴミだけではなく元は沼地だったところに産廃から何からバンバン捨てられて、表面だけ真砂土を盛って体裁を整えたといういわくつきの土地です。

東京と違って地方の土地は一坪数十万円です。一方江東区とはいえ豊洲は銀座まで車で10分、一坪数百万はします。しかし土壌改良の費用はほぼ同じ経費が掛かります。

だから森友学園に払い下げるときタダに近い価格になり譲渡したのです。

瑕疵担保特約免責を謳ってあれば、買主負担となりますが、我々のような宅建免許登録業者が、一般人(法人も含む)に売却する場合、瑕疵担保免責事項は法律上できません。(免許業者同士の場合は可能です)

カドミウム、ヒ素、などに足して毎年汚染項目は付け加えられ、今ではフッ素も汚染物質です。(フッ素がなぜ汚染物質に該当するのかいろいろ調査しましたが、いまだに私の知る範囲では分かりません)

ところでなぜ笑っちゃうのか気が付いた方もいらっしゃると思いますが、豊洲のあの土地は、東京ガスの工場跡地です。

したがって、フェーズワン(地歴照会)など行う必要はなく、我々プロ(不動産ファンドマネージャー)は、最初からいきなりフェーズツーを始めます。(元々工場跡地だという事は有名な事実で地歴なぞ調べる必要はないっちゅうの!)

地歴とは読んで字のごとく、「現在は汚染物質を垂れ流すような建物は建っていないが、もしくは更地でも過去の土地の歴史をさかのぼると、そのような痕跡が見られないかどうかの調査の事を指しています。」

例えば、そこに建築物が建っていようと、そのビルの床をコア抜きしてガンガン穴をあけ徹底的に調査します。

あとは土とセメントを埋め込んでハイおしまいです。

だから、あの小池百合子の発言「地歴照会などを行い」という発言は、我々プロの目からすると、まったくの素人の言葉の受け売りで彼女の勉強不足、見識の無さがもろに出た部分です。(何も分かっていない)

それか専門家のヒアリングを怠っていたか、いずれにせよずさんな発言で笑わせるの一言です。

なぜ工場跡地の地歴照会するなどとんちんかんな事をいうのか建設、土木、不動産に関わっているいる人間には、理解できません。(このように説明すれば、不動産屋ではない一般の方でもすぐに理解できる事でしょ?)

最初からあの土地は土壌汚染問題で騒がれて反対運動まで起こされていた土地です。

それを地歴照会?政治家の発言として、ふざけるのもいい加減にしてほしいですね。

多分ニュースソースを持ち込んだ共産党議員からの情報で共産党議員も誰かから聞いた言葉をよく咀嚼しないまま小池都知事に吹き込んだ程度のもので、情報管理ができていない失点で、TVの前であの発言に至ったのでしょう。

ところで土壌汚染対策法は2003年公布です。

移転先の場所(豊洲)が元々東京ガスの施設だった事から、国の環境基準を大きく上回る有害物質(鉛・ヒ素・六価クロム・シアン・水銀・ベンゼンの6種類が国の環境基準を超えており、発がん性物質であるベンゼンにいたっては局地的ではあるが、国の基準の43,000倍である。)が地中にあり、移転反対運動が行われていました。

その対応として、2012年度より豊洲新市場土壌汚染対策工事を行っています。(この対策工事は東京都の政治家が決めた事ですよ)

なお、現在の築地市場においても、地下には第五福竜丸によって水揚げされた、水爆で被爆したマグロ(当時「原爆マグロ」と呼ばれた)が埋められている問題が存在しているのです。

 

あの汚染まみれの土地を一応、土壌改良とまではいかず対策を練って造成完了したわけですから、建物を建設するその前に、必ず再度の土壌検査をしています。

そのデータを見せろ!データの結果が悪ければキチンと移転延期の釈明になりますし、データが無いと言われればまたそこも突きまわせるのです。

それをいまさらながら何度も言いますが「地歴照会」を行うなど笑止千万。

データの結果が悪かったから途中で設計変更し建物の地下にあたる部分は「地下ピット」に変更しているのです。(それを地下空間?大したウソつきですね)

地下ピットにした理由は、ベンゼン(0,01mg/L以下と、一番厳しい第一種特定有害物質です)などの揮発性物質の場合どんどん上に上がってきます。

だから、いくら盛り土しても意味がないのです。

そこで、コンクリートの厚い壁と床で遮断し、汚染物質から逃れる工法(地下ピット)を適用したのです。

よほど慌てて、共産党員と論議して、あの幼稚な発言をしたのでしょう。

しかしTVの前で「地歴照会」は無いでしょう、国民を馬鹿にした発言です。

言った本人が何も分かっていない事をさらけ出した瞬間です。

 

土壌検査を行えば、市街地なら必ず何かの汚染物質が出てきます。

それが、国の定める安全基準値以上か以下かだけの問題で、もし基準値以下だった場合彼女はこう言うでしょう。

「基準値を超えていないとは言え、漁業市場という新鮮なお魚をお刺身で食べる事など国民の皆様は安心できません」

どちらに転んでもよいように、多分この発言を前もって準備していたものとそれこそ推測され、だから「安全と安心は違います」などと訳のわからない発言が出てきたのです。

此の一点を理解しただけで、彼女はおそらくすべての知識は他人からの受け売りで、何の研究もせず票集め以外は何も知らない、できない政治家だと私は思います。

今回の豊洲問題での戦略を大きく間違い失態を演じたのです。

 

本当は、豊洲の広大な面積の第一種土壌汚染の敷地を東京ガスからいくらで購入したか私は知りませんが、あの土地の土壌改良を行うとなれば莫大な費用が掛かります。

あのように汚染された東京ガスの跡地の土壌改良とは、敷地の土地を全部堀繰り返して、分厚いコンクリートで囲ったプールのような状態にして真砂土を埋めなおす事です。

しかし、運河に囲まれていますから多少は助かりますが、隣接地にはもらい汚染の物質が染み渡っていますから、敷地を全部掘削したうえでコンクリートの壁と床で遮断しなければなりません。

膨大な汚染された土(つち)を、産廃処理場に運搬して廃棄しなければなりませんから廃棄費用、壁、床の工事費、真砂土を購入して埋める作業、埋めた地盤が沈まないように圧力をかける費用などなど、土壌改良にはたくさんの工程作業がありお金が掛かります。(多分百億単位)

何かの中和剤の粉を撒いてホイというわけにはいきません。

その購入価格が適正であったか、どうなのかおそらくそこで政治が働いて東京都連の贈収賄が行われたはずです。

不動産屋ならすぐピンときます。

 

本来ならここを突っ込めば良かったのです。もっと根っこの部分です。

だから地下ピットに途中変更した理由を誰も答えられなかったのです。

不思議な話でしょう?東京都が設計変更を行った東京都政の指示者が誰が何の理由で、その責任者が全然不明とは、、、

まさか、「購入価格が間違って(わざと)高買いしたので、土壌改良ではなく、土壌汚染対策を行いそれでもベンゼンが上に上がってくるので地下ピットに設計変更しました」などと言えば、都の責任問題です。

それこそ高買いしたその裏には、何があったのでしょうか?となります。

 

会計検査院のレポートを調べれば購入価格は解ります。

小池女史には、そこまでの頭が回らなかったのでしょう。

小池女史はやり損ないましたね。

(小池さんのブレーンさん、もしこのブログを読んだら今からでも遅くありません、移転は移転で別問題ですから、土地の取得背景を追いかけてみたら?面白い事になりますよ、敵に塩を送ってやった、やさしいでしょ)

 

彼女についてはまだ笑わせる発言、行動がありますがお得意のメディアも敵に回ったし、国政進出を本気で都政を投げ打って出ようとした野望も今はついえてしまいました。

おとなしくピエロを演じて消えていくなら、これ以上攻撃するつもりはありませんが、あの女性はそう簡単にあきらめるとは思えません。

総理の座を狙う権力志向は止まらないと思います。(資格も器量もないクセに)

豊洲移転を延期した莫大な費用の責任がありますから、論点を二転三転すり替えて国民に苦しい言い訳をしていますが、今から何かの工事など行うかと言えば、何も行われません。

地下ピットで問題解決していますので、そのまま単に移転するだけです。

建築、土木の専門家に聞いても今回の場合地下ピットは正解で常識です。

結局最初の、盛り土が一部なされていないので手抜き工事でワイロがあったのではなかろうか?という問題点はうやむやになりました。

地下ピット(彼女いわく地下空間で穴があいている)に設計変更した理由から端を発した問題を論点をすり替えすり替えしていたずらに移転時間を延期し築地市場の人たちと江東区の近隣住人や商店主の人々の期待を裏切り、ひいては豊洲の超高層マンションの価格まで下落させた被害は甚大です。(東京都と築地市場に関わる人々、江東区の人々などの総被害額は数千億になります)

責任は明確になりましたから償いはしてもらいましょう。

議員辞職です。

だから当面ウォッチングしてとどめの一撃をSNSで発信するつもりです。

土壌汚染のアメリカの歴史など映画にもなったものすごい事件があリましたので書きたかったのですが、いづれ何かのおりに書かせてもらいます。

長くなりましたので今回は、ここで失礼します。

 

: また私の読者が減ったかなー、、、でも気には致しません。

ブログは自己言論の発表の場ですから。「六本木の地上げ」も読んで下さいね。