公示地価、最高は銀座「山野楽器」 1平方メートル4千万円 

2016/3/22 16:51

 国土交通省が22日発表した2016年の公示地価で、高額ランキングの首位は東京都中央区の銀座4丁目にある「山野楽器銀座本店」で1平方メートルあたり4010万円だった。前年に比べ19%上昇し、公示地価としての過去最高額を更新した。1坪(3.3平方メートル)は1億3000万円を超える計算になる。訪日客の「爆買い」などの効果により、銀座地区の地価はかつてない水準に達している。

公示地価としての過去最高を更新した山野楽器銀座本店前(東京・中央)
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公示地価としての過去最高を更新した山野楽器銀座本店前(東京・中央)

 山野楽器銀座本店は02年から公示地価の調査対象となった。不動産の「ミニバブル」がみられた08年は1平方メートルあたり3900万円をつけていた。その後は同年のリーマン・ショックを受けていったん下落。世界的な金融緩和の流れもあって投資マネーが戻り、再び上昇が鮮明になっている。

 1980年代後半から90年代初めのバブル景気時は山野楽器の地点は調査対象外だったが、1991年に銀座と新宿の2地点で記録した同3850万円で最高だった。

 国税庁が別途調査している路線価で30年連続で日本一高い地点となっている銀座5丁目の文具店「鳩居堂」前は、公示地価の調査地点に入っていない。

 銀座地区では松坂屋銀座店跡地や数寄屋橋交差点に面した場所で再開発が進んでいる。急増する訪日客向けの商業施設も開設が相次いでおり、海外の機関投資家の注目度も高い地域だ。

 国交省は、都心の商業地の地価上昇について「収益性を重視した選別投資の傾向が強く、総じて過熱しているとはみていない」としている。

この意味は分かりますね。

つまり現在のオリンピックバブルの価格は『平成バブル』のそれより超えているということです。

ザ バブル④へ続きます。