一昨日は東京駅近くで、株式投資交流会に参加。
その時のゲストのひとりが、なかのアセットマネジメントの中野社長でした。

中野社長が古巣のセゾン投信を去ることになった(親会社のクレディセゾンの圧力による事実上の解任)と聞いて驚愕したのが2年前。
たまたまそのタイミングで資金が必要となり、セゾン投信で積み立てたほぼ全額を解約しました。

その後、中野さんはなかのアセットマネジメントを設立しましたが、当方は口座は開設せず、しばらく様子を見ていました。

中野社長と知り合ってからはちょうど12年。あの頃の中野さんは積立王子と呼ばれ、レオスキャピタルワークスの藤野さん、コモンズ投信の渋澤さんと3人で、草食投資隊として活動していました。
懐かしいな。

ちょっと思い出に浸っていたところ、中野社長から、「明日、神戸物産さんを呼んで運用報告会をやりますよ」と言われたので、急遽参加することにしました。
昨日は前半が運用報告、後半が神戸物産のプレゼンでした。

なかのアセットマネジメントは、国内と海外の2種類のファンドを運用。
国内は辣腕ファンドマネジャーとして有名な山本潤氏を中心に、グロース銘柄を厳選して運用しています。
しかも、全ての銘柄と組み入れた理由を開示しています。
通常のファンドが開示する銘柄数は上位10社ほどで、全てを開示している運用会社は他には知りません。28銘柄に絞ることで、ファンドの「インデックス化」を防いでいるんだそうです。

海外は個別株ではなく、厳選された複数のファンドを組み入れるファンドオブファンズで、私が以前積み立てていたセゾン・グローバルバランスファンドと同じ方式です。

なかのアセットのファンドは、先日の滋賀でのセミナーで、パフォーマンスが良くないことを一部の人々からディスられていましたが、昨日の資料ではその時よりは改善していました。
銘柄選択の際に、βが低いものを選んでいることが一因のようでした。

ちょっと長くなりましたので、神戸物産に関しては別のポストにしますね。

昨日、セミナー会場で中野社長の「ほったらかし投資はやめなさい」を購入、サインしていただきました。
この本、インデックス投信ブロガーの水瀬ケンイチさんが、今は亡き山崎元さんと共に書いた「ほったらかし投資術」に対抗した野心的なタイトルになっています。

ちなみに、一個人投資家の私としては、アクティブもインデックスも私情を挟まずパフォーマンスで選んでおります。



ただし、指数が存在するのは、個別株が個人・機関投資家から選ばれた結果であり、アクティブあってのインデックスだと言うことを肝に銘じています。