こんばんは
一夜明けましたが。
空想嬉劇団イナヅマコネコ
作品No.06
『影と刻罪のテュシアス』
全18公演が、無事終演いたしました
まずは、ご来場・ご観劇、心より御礼申し上げます
本当に大好きな作品になりました。
まずはお話について。
今回のお役を演じるにあたって、この作品の「大きなテーマ」は彼女自身の答えになりかねないところ。
暴露をすると、最後の選択に何を感じるか、見て見ぬふりをしておりました。
稽古中の雑談や、開幕後たくさんいただいた感想を読んで初めて、
「そう感じるのか・・・」と。
もやもやされた方、スッキリされた方、何か引っ掛かっている方。
「同じ同じ」と、勝手に親近感です。
結末に対して様々な意見があって、思うところある方もいらして。
結果、繰り返しご覧くださったり、考察してくださったり、お客様同士の意見交換が起きたり。
果ては、関係者だけでなくお客様方もお薦めしてくださっていたり。
「愛される作品に関わっているのだな」と感動しておりました。
個人的好きポイントは、まず親子。
あれだめ。百発百中涙ぐむ。
(配信2:03:30)
それから、アメリアの最後の選択。
(配信2:09:43)
あれだけは、見ないと私自身の心が持たない・・・!
というわけで必ずモニターで確認して涙を堪えてから袖にスタンバってました。
こちらは裏話。
ここ、当然のことながらスタンバイ中なのですが、どうしてもアメリアの言葉が共鳴してしまって。
毎度、感情のブースターでした。
目の前で、階段を登っていく姫様を見つめながら。
(配信1:29:52)
OP迎えるまでの怒涛の投げ合い。
稽古合流後、このシーンを見て
「ああ、イナネコさんの現場だ、やっぱすごいな」
「あの人と・・・同じ人物・・・か」
(配信0:08:43)
・・・だめだ、タイム書きたいが為に配信流し出したら、ブログ進まなくなった。
続いてお役について。
どうも、開幕まで「そうか、フライヤー表面にいる人、の過去だ」ってあまり自覚なかった人です。
書こうにも、彼女については皆さんが感じ取ってくださったままですし、ただ愛すべき姫様と今と未来の同志たちとの時間が流れていった、そんな感覚です。
「ずっと引っ掛かっている何か」の一つになれていればいいな、そう思っております。
個人的には、初見時、一番阿部がワクワクしたシーン。
(配信1:32:58)
操るものがたくさんあったけど、どれも愛着あったな。
本当、鳥目じゃなくてよかった。
一本くらい、ネジ外せる勇気があったらな。
ああいうかっこいいお役、一度はやってみたかった。
そんなところでしょうか。
そして最後に。
関わった全ての皆様。
公演パンフレットのご挨拶でも少し触れましたので、さらに追加で言うと。
イナネコさんの現場に入ると、必ず不安です。
とても力のある皆様に囲まれて、さらに今回は岡本さんと絡ませていただくことになって。
どこかで専門的に学んできたわけではない私にとっては、全て根拠などないのです。
簡単に崩れていくグラグラな土台の上に片脚立ちしている、みたいな状況です。
そこに不安な顔して慎重にことを運んだとて、うまくいくわけないのは重々承知で。
「やってみないことには」挑戦の気持ちです。
それが今回。
「やったるしかないじゃないか」になりました。
言葉を選ばないのであれば、吹っ切れた。
修飾していえば、少し自信を持ってみた。そんな感じ。
こんなに愛される作品のピースの一部な訳です。
震えて歪んでる場合じゃありません。
「もう一回観たい」
「友達にオススメしちゃった」
「合間を縫って駆けつけてくれた」
「このシーン好きだった」
「続編が観たい」
「アニメ化は?」
「書籍化は?」
「もう冒頭で泣いちゃう」
皆さん、大好きになってくれるじゃないですか。
ワクワクで観にきてくださるじゃないですか。
私がワクワクしないでどうすんだ、ってやつです。
不安にさせてくれるくらい、尊敬してやまない皆さんと一緒に作品を作れたこと。
その座組の皆さんと、笑顔で「お疲れ様でした」って最後まで走れたこと。
「次」を楽しみにしてくださる方がいること。
そうやって、飴と鞭をいただいて、それ以上の学びを今回もいただいて。
ほら、今回もなぜお前はブログを書きながら泣いている。
2度もあの素敵な世界に、空間にいさせていただいた身として。
やっぱりもっと広がってほしいな。
知ってほしいな。
もっと頑張らないとな。
そう思っております。
ミークロディア様、あなたでよかった。ありがとう。
ルプラ、ありがとう。
未来の我が同志、楽しかった。
Team Freyroodiaの皆様。
とても刺激をいただきました。
素敵な好敵手。
劇団員の皆様。
連日、本当にたくさんお世話になりました。
見習うことばかり。
スタッフの皆様。
立派なセットに、綺麗な照明に、息ぴったりな音響に、お疲れ様ですの笑顔に、背中を押していただきました。
Team Soldeniaの皆様。
大好きです。
そして。
この作品に出会ってくださった全ての皆様。
勝手に、この作品を通して出会った「同志」と思っております。
あの時間をもう反芻しなくてもいい日々は、寂しいけどな。
いつかまた、お会いできると信じて。
無事の閉幕を一旦の区切りとして。
改めて。
ご来場、ご観劇、そしてたくさんの応援。
本当に、本当にありがとうございました!
過去アメリア・メルグリッド 阿部雪音
では。