こんばんは
先日無事に、Gフォースプロデュース公演『SONOKO』が全公演終演いたしました。
ご観劇くださいました皆様、本当にありがとうございました。
今回はお時間短いといえ、終演後の面会も解禁。
初めてお客様方とお話しする時間も持てて、よりお客様との距離が縮まったように感じております。
記憶が薄れぬうちに、少しばかり振り返っておこうかと思います。
つかこうへい作品に参加させていただくのは一昨年末の『幕末純情伝』以来2作目。
相変わらず、いただいた台本の一発目の感想は「よく分からん」でした。
極端に情報も少なく、調べてたどり着いた「銀幕の果てに」を読んでさらに撃沈。
あまりの読解力のなさを痛感して凹み…。
こんなに分かってないのに、きっとすごい人が集まる現場に行っていいものだろうか。
正直、楽しみより不安や恐怖の方が優っていたように思います。
だって、そのシーン自分が舞台上にいるのかも分からなかったし。
考えすぎてずっと迷子でしたが。
ただただあるがままに居てみようとしてそれができた時、やっと楽しめたような。
よく分からず生まれた感情が、堪えきれなくてこぼれてしまったり。
毎度出てくるものも受け取るものも違ったり。
素敵な役者の皆様から受け取る芝居が多かった分、届いてくるパワーやらちょっとした違いやら直球の畏怖感まで、芝居以上にたくさんのものを受け取らせていただけたなと。
もっと早く自由にやれたら良かったなとも。
自分の引き出しにない子を追っていたつもりが、結果的に役名通り。
「阿部雪音」の一部であり、私自身の思いとどこかリンクした、等身大のお芝居だったのかな。
一つ一つのシーンに思うところがいくつもあって、書き出したらキリがなさそうです。
個人的に、冒頭のシーンはやっててすごい楽しかった。
悩んでる時に送ってくださったたくさんの言葉。
前説終わり、袖で迎えてくださる皆さんの暖かさ。
紹介シーン、菅野さんが入ってきた瞬間の鳥肌。
袖にいて、キャストのスイッチが入る瞬間。
その回、その場で生まれる生の芝居。
全力で生きてるからこその面白さ、パワー。
一緒になって流れに巻き込まれていく一体感。
絶対的な存在感と安心感。
「映画の撮影所」の裏側、のさらに裏側の・・・。
「頑張んのよ、あんたたちも」に不覚にも動いた心。
どこまでも撮影か本当かわからない、役柄か私自身かわからない、そんな感覚。
わからなくて当然だったなぁ。
でもやっぱり関われてよかった。
あの時間にいられてよかった。
そんなよくわからない何かが、ご覧いただいた皆様にも残っていればいいな。
とまあ、思いつくままに書いてまとまりなんてありませんが。
この作品に関わらせていただいたこと。
たくさんの学びを与えてくださったこと。
また一つ、愛すべき作品ができたこと。
そして改めて、この作品を無事にお届けできたこと。
関わったすべての皆様に。
本当にありがとうございました!
PS.次回出演作については、明日6月1日に情報公開です
ではでは。