先日ダイソンのスタンドを製作しておりましたが、
その印刷中、ふと見るとベッドのLEDが全く光っていない。
最近はPLA樹脂のフィラメントばかり使っているので
ベッドを加熱するとは言ってもせいぜい60℃位なんですが
触っても冷たいまま・・
最悪ベッドを加熱しなくてもPLAなら印刷できないことはないんですが
若干粘着が悪いのと、ヘッドで溶けた樹脂との温度差で積層自体の
つながりと言うか一体感が悪くなります。
と言うわけで一丁調べて修理したいと思います。
これがヒートベッドです。
通電するとLEDが光ります。設定温度に上昇するとLEDが消え通電をストップ。
のはずなのですが、いっこうに光らず、温かくもならない。
単なるLED切れではないですね。
ヒートベッド自体をテスターで計ると適正な抵抗値を示しますので
ベッド本体は無事なようです。
メインボードの方があやしい。
基板の構成は一番下に
パソコンで言うところのメインボード、Arduino MEGA 2560
その上にコントロールボードのRAMPS1_4
その又上にドライバーA4988が刺さっています。
亀の親子、孫みたいなもんですね。
こんな感じ
ちなみに回路や配線の構成はこうなっております。
取りあえずヒートベッドに行っている端子の電圧を測ると
案の定0V・・
ベッド以外は正常に動いているところからすると
メイン基板ではなく、コントロールボードかドライバーでしょう。
特にドライバーは結構壊れると聞きます。
と言いながら、テスターでさらに追っていくと
最終のヒートシンク付きのパワートランジスタが飛んでいることが分かりました。
結構分かりやすいところでラッキー(^ε^)♪
これを交換すれば直りそうです。
部品を物色していると、互換品ですが
丸ごとでもトランジスター1個の値段と変わらないww(今付いている部品も全部互換品)
恐るべし中国パワーw
しかもALI直接じゃなくてもamazon経由で送料込み千円以下w
これば買って丸ごと交換でしょう☆-(ノ●´∀)八(∀`●)ノイエーイ
と言う事で買いました。
元の配線とドライバー基板を全て外し
新しい基板にジャンパーを。
たくさんあるので見落とさないよう気をつけて・・
ドライバー基板をのせ
配線のし直し
通電確認と動作確認をして終了。
無事に修理が完了しましたv(。・ω・。)ィェィ♪
心なしか温度の上昇も早く
上がり方も安定しています。
不安定で悩んでおられる方は
一度交換して試されても良いかと思います。
終わり