今回は、5/19(日)16:00 大阪市錦秀会住吉区民センター大会の、

・隔世代決戦!レジェンドvs次世代、スペシャル六人タッグマッチ
秋山準&新崎人生&高木三四郎 vs 正田壮史&To-y&高鹿佑也

について触れてみたいと思います。
お付き合いください。
試合に触れるのが5試合目なので、やっぱりまだまだ押し返し地点にも来ていません!

秋山さんが毎回試合に向けコンディションを整えてきていらっしゃるのは、若い人間にとって鏡だと思っています。
55歳とは思えないですね。
最近はDDTではDOAで戦うことも多いのですが、リミットブレイクでは小峠さんとの戦いもスタートし、怒らせたら怖いぞ、という部分を垣間見せています。
まだまだ、本気の秋山準は恐ろしいというイメージをキープし続けているのはすごいことだと思います。
秋山さんはあの頃の全日本、あの頃のノアをがっちり体感してきた人なので、プロレスはこうあるべき、という芯の部分をしっかり持っていらっしゃいます。
最近は、DDTの楽しい部分、ある意味緩さを容認するような言葉もよく耳にしますが、それでも締めるところは締めますからね。
自分でもまだピリッとした時の秋山さんは怖いので、キャリアの浅い人間は尚更だと思います。
個人的には、そういう部分をいつまでも持っていていただきたいと思っています。
今の時代、本当に貴重な存在だと思います。

高木さんはいまさら云々言う必要はないと思いますが。
今思うと、大阪を辞める直前のあのタイミングでフェスティバルゲートのデルフィンアリーナでDDTの大会があって。
上の控室で自分と「もうじき辞めるんです」「次は決まっているんですか」と言う話をしたのは縁だったんだよなぁ、と思います。
もう18年も自分の上司であり続けてくれて、サイバー傘下になった後、特に最近は色々大変そうなのを見るにつけ、自分が本当は今やっている事以上にもっと高木さんの負担を減らせられれば良かったのにと思う事もあります。
そんな無茶苦茶忙しい中で、今回KING OFに向けて体重を10キロ落としたとか。
あの仕事量の中でよくトレーニングの時間をそんな取れるものだと、本当に感心しています。
今回は秋山さん、新崎さんとのトリオ。
コンディション的にも他の二人に負けていない高木さんには注目です。

新崎さんは自分がみちのく在籍時、東郷さんと並び尊敬する人トップ2でした。
東郷さんもそうなんですが、20年前から体も落ちていないし試合のスタイルもほぼ変わっていない。
これで試合の合間にラーメンや体操などの事業をされている訳ですから、とんでもないですよね。
みちのくでは一時だけ自分と確か福島の方を営業で一緒に回らせていただいた事もありました。
いい思い出です。
新崎さんは現在57歳(!!)
今年の誕生日で58歳(!!!!!)
お歳をお取りにならないお方なのでしょうか…?
体もコンディションも28年前にみちのくで一緒だった時と何も変わっていないように感じます。
これってすごい事ですよね…!
自分主催の大会に出ていただくのは、2014年の20周年大会、2016年の淀川大会、2019年の25周年大会に続き4回目。
毎回ありがとうございます!
2014年の時には、高木さんと岸和田おやぶんとトリオを組んでいただきました。
今回は高木さんと秋山さんと組んでいただきます。
秋山さんと新崎さんが絡むのなんて、結構久しぶりなんじゃないでしょうか…?

対するは、DDTが誇る新鋭3選手、正田&To-y&高鹿のトリオ。
正田は、あまりにすいすい試合をしているように見えるのでみんな忘れていると思いますが…。
まだデビュー2年経っていないんですよね。
そういう部分ではある意味天才なのかもしれません。
ただ、スイスイ試合をしているように見える事で、確実に損をしている部分もあると思います。
そういう部分では天才ではないのでしょう。
自分を応援してくれている女性ファンの心は確実に掴んでいる。
では、彼がもっと広く認知されるにはどうすればいいのか?
竹下も一時期出来過ぎて認められるのに時間がかかった事がありました。
正田はまだそこまでも来ていない。
ならどうすればいいのか。
自分で考えて自分で打破していくしかないんですよね。
期待しているんですよ。
会社も。
もちろん自分も。
20周年のメインは飯伏vs竹下でした。
30周年のメインは上野vs正田でできるのか?
一瞬だけそう頭をよぎった事もありました。
そうはなりませんでしたが。
あとはお前次第。
この時点ではKING OFが二回戦まで終わっていることになります。
果たして、一回戦で姿を消しているのか。
一回戦は勝ち上がって二回戦で姿を消しているのか。
はたまたベスト4進出を果たしているのか?
お客さんの心に広く訴えるような試合は見せられているのか。
この時点の正田に注目です。

To-yは、他の若手よりも露出や立場的に優位な位置にいることは確かだと思います。
なんと言っても、上野、MAO、勝俣というDDTきっての人気者グループに属しているのですから。
もしかすると、それが彼のコンプレックスになっているのかもしれませんが。
仮にそうだとしても、その位置にいる事を有位に生かし、他の若い衆を突き放してでも自分が上に行ってやるぜ!となってくれても良さそうなものなのですが…。
なかなか今の若い子は、そう思わないのかもしれません。
が、それ位の我を見せて欲しいですね。
なんと言っても、24歳という年齢で、「お前背伸びてね?」と思わせる、恐らくこの年齢で2、3センチ伸びて180位になっていると思われる変な体質。
そして、何を考えているかよく分からない変な性格。
レスラーとして異彩を放つには十分なものを持っていると思うんですけどね。
今年のDGCはTo-yが制しましたが、岡谷、KANON、正田、中村、石田は不参加、高鹿は欠場明けの参加。
To-yが取らなければならない状況での優勝でした。
勝ち取ったKING OFの一回戦の相手は、初参戦当時に何度も戦ったKANON。
DGC優勝者として絶対に負けたくない相手。
果たして住吉の時点では、一回戦で姿を消しているのか。
一回戦は勝ち上がって二回戦で姿を消しているのか。
はたまたベスト4進出を果たしているのか?
正田同様To-yも楽しみです。

高鹿は、前述の二人に比べると若干地味な存在だと思います。
腕攻めのスタイル自体も派手ではないですが、その分独自性はそこにはあって。
ここぞという時にはムーンサルトという飛び技もある。
そして何よりも若い衆の中では、体に対する意識は一番だと思います。
同ユニットの遠藤にトレーニングを師事しているのも大きいのだと思います。
確かに三頭筋断裂でチャンスを掴めなかったりもしましたが、トレーニングは嘘をつきませんからね。
DGCでは一回戦で瑠希也に負けはしましたが、腐らずに鍛錬を続けていれば、結果は自ずと付いてくると思います。
ここからの高鹿に期待したいと思います。

そんなこんなな、今プロレス界で一番若い世代の三人と、動ける世代で一番上の三人による隔世代…いや、間に2世代〜3世代位入っていそうな世代闘争六人タッグマッチ。
自分はとても楽しみです。
皆さんにとってもそうだったら嬉しいなぁ。
5/19(日)大阪市錦秀会住吉区民センター大会まで、あと15日…いや、日付が変わったのであと二週間です!