今回は、10/17(日)阿倍野で行われる、

〜東北と大阪と新宿の血統の決闘〜スペシャル六人タッグマッチ
高尾蒼馬&ツバサ&HUB vs 勝俣瞬馬&MAO&ビリーケン・キッド

について触れてみたいと思います。
これまたDAMNATIONの解散の煽りで何転かしたカードになります。
最終的には軽量級の六人が顔を揃える六人タッグになりました。
一時は関西の三選手が組む事も考えたのですが、サウナとDAMNATION(元)が組むのもアレかな…と思い、関西三選手のうちでは最もひょうげているビリーさんとサウナ勢に組んでもらう事にしました。
きっと必要以上にしっくり来るんじゃないかと思っています。
片や高尾と組むツバサさんとHUBも、ルードを経験して一世を風靡していた時期があることを思えば、高尾とのトリオもしっくり来るんじゃないかと思ったりしています。
高尾がこの時点で悪者なのかどうかは知りませんが。

ビリーさんもツバサさんもHUBも、気付くとそろそろいい年齢になっていたりします。
しかしそれを感じさせないコンディションをキープしているのは、三人とも共通しています。
すごいなぁと感心させられます。
ツバサさんやビリーさんは自分とほぼ歳も変わらないのに、グッドシェイプを維持しているのは努力の賜物なんだろうな、と。
そんな関西三選手と組んだり戦ったりするのは、彼らにとって非常にいい機会なんじゃないかと思っています。
HUBやビリーさんは、プロレス教場というものを大阪の方でやっていたりするくらいですからね。
それがどんなものなのかは知りませんけど。

この六人タッグのタイトルに、〜東北と大阪と新宿の血統の決闘〜と付けさせてもらいました。
一見なんのこっちゃという感じかと思います。
自分でもパッと見なんのこっちゃと思います。
自分がこの業界でレフェリーをしている事、この業界で生きている事に際し。
この三団体に籍を置いていたことっていうのは、結構大きなウエートを占めていると思うんです。
みちのく
大阪
DDT
ウエートを占めているどころか、ほぼ全てと言ってもいいかもしれません。
HUBはみちのくからそのプロレス人生をスタート(デビューは離脱後のCMLL JAPANでしたが)、MAOも当時のみちのくの映像から大きな影響を受けています。
ツバサさん、ビリーさん、HUBは大阪プロレスの大元を作った中心選手。
そして高尾、勝俣、MAOはDDTの今を支える人間。
それぞれの血統がぶつかる試合…という意味ではありません。
はい、違うんです。

この三つの団体の教えの根幹には、全てに一人の選手がいます。
みちのくにも。
大阪にも。
DDTにも。
それぞれの団体でおそらく独自の変化は遂げていたでしょうし、DDTはルーツを辿れば全日本系高野拳磁さんのはずが、今は流派が違う教えになっているのは、面白い事だと思います。
きっとこの後も秋山さんの教えも加わって独自の進化を遂げていくんじゃないかと期待しています。

それぞれが教わったプロレスは違うように見えて、元を辿れば全て一人の人に辿り着くなんて、素敵な事だなと思います。
ここまで語っておいて、特にオチは無いんですが…。
しごく適当につけた試合のタイトルを説明していたら規模の大きな話になってたってだけなんですけどね。
当日は、それぞれのルーツなど特に気にする事なく、それぞれが織りなすそれぞれの今のプロレスを、楽しんでいただければと思います。
自分はすごく楽しみです。
皆さんもそうだったら嬉しいなぁ…。
10/17阿倍野大会まで、あと15日です!

…岸和田おやぶんとバッファローも大阪の系統のように見えて、実はパイオニア→オリエンタルと流れる剛さん高杉さんの全日本の府系だったりするので、秋山組対岸和田組の試合もこの類だったりするかもですが、キリがないので今日はこの辺で…。