
気がするだけですが。
しかし、19日の後楽園が終わってから30日を乗り切るまでの二週間は、アホほど心を喪失しました。
でも、アホほど充実感・達成感のあり過ぎる日々でした。
まぁ、今振り返るからそう思うだけで、その瞬間瞬間はそんな事思う暇もなかったですけど。
自分の人生の中で、この6/26と6/30とその前後の日々というのは、すごく大きくて忘れられないものになったと思います。
で、IKIZAMA、です。
びっくりを四日前に入れてしまった関係で、どうしてもそれが終わらないと落ち着いてこの大会に向き合えなかった。
もっと出来たことがあったんじゃないか?
もっとすべきだったんじゃないか?
そう感じているのですが、大会自体は総じて皆さん「すごく良かった!」と言ってくれているみたいですので、少しホッとしています。
関根&松永vs石井&平田は、第一らしい試合だったと思います。
関根くんは、佐藤さんと何かの収録で一緒になり、その縁での参戦だったみたいです。
最後はその関根くんが、バズソーで勝利!
沼ちゃんの歌、新崎さんの入場で、しんみりしていたのですが…。
原人ズで全て吹っ飛びました。
酷すぎる…。
少し原人語にチャレンジしてみましたが、やっぱり訳が分かりませんでした。
ガントレット!
佐藤さんにゆかりのある人がたくさん集まってくれました。
デルフィンさんの試合を裁くのは、いつ以来だったんですかねぇ。
浜田さんにもらったヘッドバッドはすごく痛かったですが、それ以上にガッチリ掴まれたチ○チ○が死ぬほど痛かったです。
ちぎれるかと思った。
大塚さんも中島さんも元気そうで何よりでした。
場を持っていったのはグランマの二人。
三組抜きを演じ、佐藤さんの国内引退大会へ華を添えてみせました。
六人タッグは、大輔ときゅんが埋もれなかったことに意義があったと思います。
みんなコンディションが良さそうで流石だと感じましたが、一人意味無く突っ掛けて来る石井智宏さんだけは許せないですね。
タッグは、そうそうたるメンバーに囲まれたにも関わらず、一番と言っていいほど存在感を出していたアントンがすごく頼もしく思えました。
古武さん渾身のVTRも良かったみたいですね。
残念ながらまだ見ていませんが、見たら見たでまたウェットな気持ちになってしまうんでしょう。
メイン!試合が始まる前と終わった瞬間がヤバかったです。
特に佐藤さんが入場してくる時は、何かを叫んでいないと崩れてしまいそうでした。
でも、外道さんが握手を「ノー!」と言って拒んで試合が始まってからは、感傷的な気持ちが入り込む隙間すらない、一瞬でも気を抜けない戦いが繰り広げられました。
正直いっぱいいっぱいでしたし、あの日のレフェリングがいいのか悪いのか自分では判断できませんが、いっぱいいっぱいの中でもすごくリングが居心地がよく、たぶんすごく楽しんで裁けたんじゃないかと思っています。
外道さんのインサイドワークに苦戦を強いられながらも、最後はクローズライン連打→ペディグリー→ダイビングセントーンでスリーカウント!
セントーン一発で試合が決しました。
佐藤さんが天高く飛んでいるとき、たぶん自分は外道さんに返してほしいと思ったと思います。
でも、外道さんはピクリとも動かなかった。
佐藤さんの国内最後のカウントを数えて、しばらくはほわほわしていましたように思います。
あと、外道さんのマイクはカッコよかった!
しびれました。
試合後は、出発を見送る壮行式。
引退セレモニーではなく壮行式という形でしたので、10カウントはなし。
それでもやっぱりたくさんの人が駆け付けてくれました。
ハヤブサさん、円楽師匠、タイガー選手、折原さん、大鷲くん、薬ちゃん、本当にありがとうございました。
最後は篠ちゃんによる国内最後のコール、胴上げ、記念撮影。
特に変わった演出もなく、泣かせるための仕掛けも無かったわけですが、これでよかったんじゃないかとなんとなく思っています。
まぁ泣いた訳ですけど。
佐藤さんはもう日本で試合をすることはありませんが、これから世界を回って更なる進化を遂げ、ボリビアで完全形になるみたいです。
見たいなぁ。
旅の無事を心から祈っています。
いってらっしゃいませ!
そして。
佐藤さんという偉大な存在を失ったDDTですが、それでもやっぱり時は過ぎいつもの日々があって、通常通り大会が行われています。
もう新木場の一番奥や、後楽園の個室のあの場所に佐藤さんがいることはありません。
まだ実感が沸かない。
一切沸かない。
でも、いつか佐藤さんがフラリと会場に来たときに、笑顔で「頑張ってるな」って言ってもらえるように、自分等は日々精進していこうと思います。
ディック東郷と共に過ごした時を、胸を張って誇れるように。
前を向いて進んでいきます。
とりあえず次は名古屋金山!
そしてその次は両国!
やるしかない!
生き様って難しいもので、それを評価するのって自分じゃなく他人なんですよね。
佐藤さんは誰からも悪口を言われることなく、誰からも後ろ指を指されることなく、完璧な生き様を見せて、自分からは何も言わずにサッと姿を消してしまいました。
カッコよすぎです。
少しでも、そういう生き様に近づけるように。
振り向いた時に恥ずかしくない生き方をしたいと思ったりしました。