7ba14369.jpg金曜から二泊三日で田舎に帰省していました。
自分の田舎は岩手県宮古市です。
地震の被害が大きかった地域です。
震災後、なかなか帰ることが出来なかったんですが、GWの後半に大会がなかった事と、今回を逃すと次いつ戻れるか分からない事もあって、帰ってきました。

昨日、弟に車を出してもらって近隣を回ってきました。
今更かもしれないし、何が出来る訳でもないかもしれませんが、やはり現状を直接見ておきたかったんです。
山田→藤原→市役所→鍬ヶ崎→浄土ヶ浜→蛸の浜→大通りと通ってきました。
震災から二ヶ月が経過し、かなり撤去作業が進んでいるとはいえ、まだまだ痕跡は色濃く残っていました。
陸に乗り上げた船、瓦礫の山、鉄骨の骨組みだけとなった建物、家が跡形もなくなった後の土台、解体OKと書かれた半壊した家、撤去OKと書かれたボロボロになった車、崩壊し原形をとどめていない堤防…。
見て回った中でも特に山田地区は酷く、海からあり得ないくらい広い範囲まで家屋が消え去っていました。
言葉がありませんでした。

新日本さんの選手が宮古の避難所を慰問したり、健介オフィスさんがチャリティー大会を開催したりという話を聞くと、自分の無力さに落ち込んだりします。
俺は何もしていないんじゃないか。
俺は何もしようとしていないんじゃないか。
実際、出身地が被災にあった人間としては、失格なのかもしれません。
でも、今は、義援金を募ったり、物資を募ったり、路上チャリティーで全売り上げを寄付したり、そういった事をしっかりやって。
そして、日々プロレスに対して全力で取り組んで。
そして、どのタイミングになるかは分からないですが、いつかDDTを被災地に持っていけたら。
DDTのデタラメな試合を見て、笑顔になってもらえたら。
そう出来たら素晴らしいし、そうしたいし、そうしなければならないんじゃないかと、そう思いました。
色々考えさせられた帰省でした。
帰ってよかったです。

画像は、変わらず美しかった浄土ヶ浜。
改めて、一日も早く復興しますように。
心から願います。

さて!
明日から通常勤務。
11日は新木場で若手通信です!
大家健さんの受け売りですが、毎日を一所懸命生きようと思います!