0f286fc1.jpgふと気がつくと、主催興行まであと一ヶ月となっていました。
早っ!
準備的なものはほとんど何も出来ていないし。
チケットの売れ行きはまずまずですけど、左うちわで当日を迎えられる程バカ売れしている訳ではないし。
何より対戦カードが全部出揃っていない…。
…。
頑張ろう。
といった所で、今回は外道さん(個人的には高山さんと呼ぶんですが、ややこしいので外道さんで統一します)とアントーニオ本多さん(以降はアントンと呼びます)のシングルについて、思っていることを書きたいと思います。

外道さんは、自分がWAR在籍時代の先輩に当たります。
正確には、オリエンタルにいたときもW★INGに参戦されていた関連で接点はあるのですが…。
「ジプシーウェイ」を連呼していた当時は、怖すぎて声すらかけれませんでした。
WARでは外道さんは冬木軍のメンバーだったんですが、100キロ近いパンパンの体で毎回とんでもない動きを見せていて、とにかく凄かったです。
ホント凄かったんですよねぇ。
もちろん今も凄いですけど。
外道さんとランス・ストームの試合を裁いていて疲れ切ってしまい、試合後に
「お前息上がってただろ!」
と見抜かれていたり。
ウルティモ・ドラゴン選手との試合で場外で大の字になった外道さんのほっぺたを意識の確認のつもりでペタペタ叩いたら、
「痛ぇなコノヤロー」
とギロッと睨まれて、試合中にも関わらずビビりまくって
「す、すみません!」
と謝ったり。
思い出すだけで嫌な汗が出てきます。
今は新日本さんのジュニア戦線で、なくてはならない存在となっています。
今でこそ当たり前の事ですが、よくよく考えると凄い事だよなぁと思います。

アントンは、努力の人だと思います。
彼にしかないよく分からない才能を持っていますが、今の彼のプロレスのスタイルは、たゆまぬ努力の結晶だと思うんですよね。
自分がDDTに入団した時、彼はまだガリガリで、試合が組まれることよりマネージャーのみの登場の方がはるかに多かったんです。
おもしろいやつだなぁ、くらいの印象しか無かった彼が、気付くとDDTに無くてはならない存在になっていました。
彼の中から何かを感じ取って抜擢したディック東郷の観察眼。
そしてそれに応えるため、おそらく想像を絶するほど積み重ねたであろうアントンの努力。
どちらにも頭が下がるばかりです。
試合が組まれることがまず無かったマネージャーが、今やKO-Dに挑戦しても誰も不思議に思わない位置まで来ているという事実。
今でこそ当たり前の事ですが、よくよく考えると凄い事だよなぁと思います。

来年の六月で、ディック東郷という不世出のレスラーが我々の目の前から姿を消してしまいます。
アントンは、おそらくディック東郷がいなくなる前に一度はシングルで戦うことになるでしょうし、シングルで戦う義務があると思います。
その前に、佐藤さんが今でも尊敬して止まないこの人と戦っておくべきなんじゃないかな?
今こそ外道さんなんじゃないかな?
と、勝手に思った次第です。
正直、ホント勝手に思っているだけなんですけどね。
ただ、アントンに
「主催興行で高山さんとやってくれる?」
と聞いた時、多少キョドった眼差しで
「どちらの高山さんですか?」
と聞き返してきたのですが、
「外道の高山さんだよ」
と答えた時の彼の笑顔を思い出すと、やはり勝手に期待してしまいます。
外道vsアントーニオ本多。
自分はムチャクチャ楽しみです。
みなさんにとっても、同じだったら嬉しいなぁ。

主催興行まで、あと31日!