56236425.jpg前回の後楽園で男色ディーノを破り、DDT EXTREME級の新王者となった彰人。
DDT所属となって一年以上が経過しましたが、初めての形に見える実積を上げたことになります。

EXTREMEは、ユニオンでイサミ、修司、ジェネリコ、大社長らで争われていた頃は、ハードコアだったりはありつつも「強さ」をベースに「強さ」を競うベルトでした。
その後にケニーに渡った後あたりから、完全に特殊なルール下で行われる特殊なベルトとなりました。
ファンの認識もそうだったと思います。
「今回はどんな面白いルールでどんな気の違ったタイトルマッチが見られるんだろう」みたいな。
ここに、彰人は一石を投じようとしています。
自分なりのやり方でこのベルトの価値を上げてみせる。
「個性」の象徴だったこのベルトを、「強さ」でKO-Dと競うようなベルトにしたい。
今日の会見で読み上げられたコメントなんですが、頼もしい言葉ですよね。

もちろん、EXTREMEは王者がルールを決められるという特色があり、それこそがEXTREMEのベルトの存在価値だと考える方も多いかと思います。
が、本当に彰人がKO-Dと並ぶくらいまで「強さ」という価値観でEXTREMEを引き上げられたらと思うと、それはそれで非常に楽しみだったりもします。

もちろん、若干ではありますがキャリアで上回る高尾もそう簡単に負けるわけにはいかないでしょう。
EXTREMEを特殊ルール下で輝かせてきたという自負のある選手からの待ったも、かかるかもしれません。
本当に「強さ」という部分での価値を上げようと思ったら、大きくキャリアの離れた先輩選手との防衛戦も避けては通れない所でしょう。
ぶっちゃけすごく難しいことだとは思いますが、ここは新王者・彰人の戦いに、注目してみようと思います!
まずは10/12札幌、高尾との通常ルールでのタイトル戦です!