
開催日の約二ヶ月前にドン!と発表したカードであり(当初はHUBでしたが)、一番の目玉カードであると認識しながら、このカードをどう伝えるべきか、自分自身ふわふわと迷いながらこの時期になってしまいました。
二人の想いが強すぎて下手に触れられなかった、というのが正直なところです。
去年の12月、博多大会後に食事会や飯や飲みから偶然フラフラと同時刻にホテルに帰ってきた15人くらいのメンバー(大日本さん含む)で、ロビーで飲み出した時の事。
朝の4時くらいに、大阪の話をダラダラしていた時に竹下が突如、
「僕はZERO選手と戦うためにレスラーになったんですよ!」
と語り出したのがきっかけでした。
1月の大阪二連戦の際に、道頓堀さんに出ていたデメを捕まえて打診。
一度は断られましたが、その日の夜中にやります!と決意が伝わってくるようなメールが送られてきて、決定に至りました。
全ての始まりは、大阪プロレスが行っていたプロレス教室。
竹下も、入江も、そこの生徒でした。
しかし、入江が早い段階でプロレスラーになって当時大阪にいたレスラーと何度も対戦してきたのに対し、竹下は四年前に高校生としてDDTでデビューして活動してきたため、当時見て憧れた選手と対戦する事はほぼありませんでした。
岸和田も、ビリーも、もちろんZEROも。
くいしんぼうとだけ一回やりましたかね。
この対戦が決まってから、この二人の事をどう伝えればいいか、ずっと悩んでいました。
皆さんに知ってほしい。
でも、これは自分がDDTを主催する個人の大会で、それの宣伝にDDTや週プロさんを動かすのは若干職権乱用感が…。
悩んだ結果思い付いたのが、三田さんにコラムを書いていただく事でした。
三田さんはこちらの期待を遥かに上回る愛情をもって、二人の事を書き上げてくれました。
まだの方は是非ご一読ください。
全てが分かります。
http://www.ddtpro.com/column/37692/
竹下はこれからのDDTを背負って立つべき人間で、でもまだまだ足りないものもたくさんあって。
デメは今が全盛期で、何度も故障を繰り返してきたにも関わらずコンディションをキープし続けています。
やるんなら今しかないんじゃないか。
そう思い対戦を決めました。
きっと、皆さんの予想を大きく上回るような、とんでもない試合が当日のメインイベントで見られると思います。
ちなみに自分はZEROという選手は見た事がありません。
どんな選手なのかも、全く知りません。
全く知らない選手を自分の大会に出すのは、これが初めてですかね…。
ワクワクしますね!
竹下が8歳の時にプロレス教室に通い始めてから十二年。
12歳でZEROの試合を見て、プロレスラーになって戦う事を決意してから九年。
その想いを是非、見届けていただければと思います。
自分は無茶苦茶楽しみです。
皆さんにとっても、そうだったら嬉しいなぁ。
5/22大阪淀川大会まで、あと五日です!