f1c97e7d.jpgさて、というわけで12月14日(木)の後楽園ホール大会のカードが出揃いました(一つ未定を含みますが)。
一番の見所は、なんと言ってもメインイベントのマグニチュード岸和田vs獣神サンダー・ライガー戦に尽きます。
岸和田にとっても、自分にとっても、強い思い入れのある一戦となります―――。

岸和田がプロレス界に入ったのは、今から約15年前。
当時インディーのいち若手に過ぎなかった岸和田にとって、すでにマスクマンとして生まれ変わっていたライガーとは、天と地ほどの差が存在しました。
その後、岸和田にとって不遇の時が続きます。
並外れたパワーと身体能力を持ちながらも、トップに立てない葛藤との戦い。
自分の真の力を発揮できる場所を探し求め、いくつもの団体を渡り歩く日々が続きました。
その殻を破ったのが、某団体で“ビックボス”MA―G―MAに変貌を遂げた時だったのです。
マグマはラストライドを武器にその強さをいかんなく発揮し、一気に某団体のトップに登り詰めます。
団体内で敵がいなくなった時に勃発したのが、ライガーとの抗争でした。
タッグ選手権で激突した両雄は、観客の期待を裏切らぬ肉弾戦を展開。
両者のシングルマッチへの期待が、この時を境に大きく膨れ上がりました。
その後、数回激突して火花を散らし、そして―――。
2004年4月17日IMPホールにて、ついに初の一騎打ちをむかえたのでした。
(続く)