改めまして。武道館大会にたくさんのご来場、ありがとうございました!
武道館は、箱のキャパも仕事量もプレッシャーも何もかも、これまでとは桁違いでした。
自分のキャパも、一回り大きくなっているといいんですが。
しかし入りましたねぇ。
リングから客席を見上げたときは、さすがに来るものがありました。
武道館は、沸き方が独特で、選手のモチベーションも総じて高くて、いい会場だなぁと思いました。
ダーク枠、マッスル!
坂井くんが走って武道館に到着し、会場には名曲「サカイ」が流れました。
その後、サンプラザ中野くんの歌で本戦がスタート!
タッグガントレット!
石井&入江vsイサミ&妻木の活きのいいぶつかり合いから始まり、石井組が2タテするも光留に敗北。
最後は高尾がボマイエ→シュバイン→ダイビングレッグドロップと繋ぎ、高尾&坂口組の勝利!
高尾は、デビュー戦から続くビッグマッチの連勝記録を、両国→両国→両国→武道館と4に伸ばしました。
アイアンマン!
柿本の入場には、少しだけウルッと来てしまいました。
藤原さんに果敢に向かっていったゆずぽんはカッコよかった!
最後は藤原さんとヨシヒコの顔合わせになり、脇固めでヨシヒコの腕がもげてしまい、京平師匠がレフェリーストップ!
組長がアイアンマン王者になりました…!
ジェネリコvs竹下!
竹下は、ヤバイくらいにとんでもない新人でした。
一番びっくりしたのは、ドロップキックでもノータッチプランチャでもRKOでもなく、裁いていて自分のストレスがゼロだったことです。
デビュー戦の新人でこんなことは初めてですね。
後日話を聞いたら、ジェネリコも絶賛していました。
竹下、DDTへようこそ!
サッカーマッチ!
笛を吹くこととツーカウントフォールのことと時間を計ることで、何だかイッパイイッパイでした。
楽しんでいただけたでしょうか?
結局同点でPKが行われることになり、2-0でファミリアサイドの勝利!
KO-Dタッグ選手権、KUDO&大石vsMIKAMI&藤波!
藤波さんが、ラダーからのドラゴンスクリュー、ラダーからのダイビングニードロップを放つという、歴史的なムーブを披露!
最後はヴォルカニックボムを決め、MIKAMIが大石から勝利!
藤波さんは、約11年ぶりの戴冠なんだそうです。
歴史が動きました!
高木vs鈴木!
次々と登場するウエポンの方々。
特にゆずぽんと組長はインパクト抜群でした。
最後は、ゴッチ式で大社長の頭を突き刺し鈴木さんの勝ち!
試合後は大社長が引退を発表→テンカウントへ→撤回→五年後にドーム大会をやると宣言、という、わやくちゃな展開がありました。
…ドームって!
ハードコアタッグマッチ、HARASHIMA&真壁vs修司&伊東!
伊東選手の流石のハードコアムーブ、真壁選手のハードコアへの意外な順応、修司の怪物的パワーが噛み合って、歓声の鳴り止まぬ好勝負となりました。
大流血に見舞われたHARASHIMAでしたが、自力で窮地を脱出。
最後は、真壁選手がスパイダージャーマンで伊東選手を排除している間に、カウンターのジャンピングハイ→イス抜き三連発→スワン式蒼魔刀と畳み込み、HARASHIMAが勝利!
最後は真壁選手と共に、「鍛えてるからだー!」でハッピーな空間を作り出してみせました!
ディーノvs透明人間!
透明電流爆破になった瞬間は爆笑に包まれたみたいですが、こちらは本気で爆弾に怯えまくっていました。
何と言っても、リング内に爆弾があるんですから…。
透明人間さんは、お客さんからはその存在は見えたんでしょうか…?
最後は四方の爆弾が同時に爆発し、透明がディーノをフォールしてフィニッシュ!
メインはKO-D無差別級選手権、飯伏vsケニー!
プロレスの進化の極限に達するような、とんでもない試合でしたね。
37分動きっぱなしでスタミナが切れることがない。
どんなに大きな技を食らっても、それでも立ち上がってくる。
世界で二人にしか出来ない、究極の試合だったんじゃないかと思います。
飛び技は全てのフォームが完璧で、美しすぎました。
ケニーが狙った雪崩式片翼の天使を、飯伏はケニーの顔を殴りまくって脱出。
コーナー上のケニーに対し、狙いすましたハイキック。
そこから一瞬落ちそうになるケニーを驚異的なパワーで引きずり上げての、雪崩式フェニックスプレックス!
フォールが一瞬遅れこれをギリギリで返されると、そのまま復帰以来二度目となるフェニックススプラッシュ!!
これほど死力を尽くした戦いだったにも関わらず、全く崩れることなく完璧なフォームで決めた最上級の一撃で、四年前と同じく飯伏がケニーから勝利を挙げたのでした。
攻撃も、受けも、二人の信頼関係があったからこそ。
明後日発売の週プロさん本誌の飯伏のインタビューに、印象的な話が載っているのでご一読ください。
そこにこの戦いの本質が隠されている気がします。
試合後は、参加選手がサンプラザ中野くんとともにオリジナルの大きな玉ねぎの下でを歌い、エンディングとなりました。
武道館という単語が幾度となく飛び交った日々が終わり、その単語がやっと過去のものとなりました。
とてつもないプレッシャーに、苦戦しながらも打ち勝つことができました。
飯伏も。
ケニーも。
DDTも。
来年は両国二連戦!
そして、遠くにありまだ全く見えないさらに大きな会場へ…。
大社長や選手が突っ走るなら、自分は後ろで背中を押す係だと思っているんで、立ち止まることなく全員で進んでいきたいと思います。
みんなお疲れさま!
そしてありがとう!