
これに対し、大社長は驚きながらも「坂口さん、一緒にやりましょう」と即断で快諾。
晴れて、10/1付けで坂口征夫がDDT所属選手になったのでした。
坂口さんが初めてDDT系列に出たのは、ハードヒットでマイケルとやったときだったかと思います。
その後、大社長が誘いをかける形でDDTマットに登場。
正直に言いまして、当時自分はそこまで坂口さんに期待もしていなかったし、評価もしていなかったです。
格闘家としてある程度のポジションまでいってプロレスに転身した選手が、プロレスをバカにするような言動をしているのをたくさん見てきたからなんですが。
でも、坂口さんは違いました。
違いすぎました。
今でも、誰よりも率先して設営や撤収をどの会場でも行っています。
手伝うレベルじゃないですからね。
「誰よりも率先して」ですから。
練習量が半端ではないことは、41歳であの体を維持していることからも明らかですし。
若い選手とも仲が良く、誰からも坂口さんの悪い噂は聞いたことがありません。
試合内容も、去年の四月に入江のKO-Dに挑戦した際はまだ殺気だけで戦っていましたが、年末にHARASHIMAに挑んだKO-D戦では、どこに出しても恥ずかしくないタイトルマッチを見せてくれました。
今は当然さらに進化しています。
いやー、大社長の先見の明には驚かされますし、自分の見る目のなさには恥じ入るばかりです。
「人が多すぎる」が最近の口癖の大社長ですが、入団を即決したのは、そんな坂口さんだから、なんでしょう。
すでに所属前から仲間ではありましたが、これから名実ともにDDTの一員として、このドラマティックでデタラメな素晴らしい団体を一緒に作り上げていきましょう!
ようこそ、DDTへ!