高校編の続きです
私は、中学時代があんな感じだったので、高校入学当初は、すごくつんけんしていて性格きつくて面倒なやつでした。。笑
でも正直に言うと、中学校の吹部ってどこも似たような感じで、しかもうちの高校には私のように吹部に入ることを最初から決めて入学している楽器のうまい子がたくさんいるんですよね。だから、皆楽器に対して自信とプライドがあって、私のようにつんけんしている子は他にもたくさんいました。笑
皆、入部初期からいい位置についてコンクールメンバーに選ばれたい、と思っている子はたくさんいたように思います。
ですがうちの高校は、そんなにライバル関係が激しいわけではありません(少なくとも表面上は)。部員は友達でもありライバルでもあるけど、ギスギスしないような人間関係の構築の仕方をしていて、皆大人でした
それは、顧問の先生がそうなるような生徒指導をしていて、入部したてのつんけんした状態から皆成長してそういう対応ができるようになったからです
その指導ができる先生が本当にすごいと感じていて、私が高校吹部で学んで1番よかったことです
私が、顧問の先生に教わって今でも大事だなと思っていることがあります
それは、
ミッション
パッション
ハイテンション
という言葉です。
ミッションとは、人に言われなくても使命感をもってやるべき事に気づくこと、取り組むこと
例えば、うちの部はごみ捨て当番を決めていませんでした。それは、ごみ捨て当番を決めなくとも、ゴミが溜まっていることに気づいた人がミッションを感じてやれば良い、という理由で
そして実際、ごみがゴミ箱から溢れるなんてことはなくて、いつも誰かがごみ捨てしていました
パッションとは、情熱で、逆境を乗り越えるエネルギーのこと。自分がぶつかった壁を他人のせいにしたり言い訳をするのではなく、それを引き受ける覚悟を持つこと。ピンチをチャンスに変える。
ハイテンションは、上機嫌でいるということ。何か嫌なことがあっても、人前で不機嫌に振る舞うと、そのマイナスオーラは他人にも伝染する。マイナスオーラを感じ取った周りの人も気を使うし、無駄にエネルギーを消費する。不機嫌な態度をとったからといって、原因が解決するわけではない。
他人と一緒にいる時にハイテンションでいることは、必要なマナーであり、自分の都合に周りを巻き込んではならない。いつもハイテンションで居られるように、自分をコントロールするべき
これ、大人でもなかなかできることじゃないと思います。私も高校生の時に言われたものの、未だにできているとは思っていません。
私にとってこの言葉は、現在でも辛い時に心の中で唱えて、「また頑張ろう」と奮起するさせてくれるものになっています
あと私が部活を通して気づいてよかったと思ったのは、
能力がある人間がリーダーに向いているとは限らない
ということ
一般的に、幹部構成は学校それぞれではありますが、部長とパートリーダーはどの学校にも必ずいると思います
そのパートリーダーは、うちの学校の場合必ずしも1番上手い人がやっているわけではありませんでした
というのも、1番上手い人が1番うまくパートをまとめられるとは限らないからです
パートリーダーの役割は、演奏技術を教えるだけではなく、人間関係を上手くまとめたりパート内の役割分担をしたりと、様々です(これも学校によりますが、うちの場合はこんな感じです)
だから、人望があって皆から信頼されていて、パートの人が気分よくついていけるようなリーダーが1番相応しいわけで
能力ある人と、リーダーとして引っ張っていく人は一致するとは限らないのだということを実感しました
こんなわけで、高校吹部では人生においても重要な学びを得ることができました
大切な仲間も得られました
(もちろん中学吹部でも得るものはたくさんありました)
コンクールに向けて自分のすべてをかけているあの瞬間は、何物にも代えがたくて、私の宝物です。そして、今後一生味わうことのできないもの。
まさに青春でした
当時を思い出すと、また戻ってあの青春を味わいたくなります
私は現在は音楽活動は何もやっていませんが、時間ができたら吹奏楽団に入ろうと思っています。私はあくまでも、吹奏楽が好きなのであり、ソロプレイは好きじゃないし、オーケストラも管弦楽も好きではありません。笑
吹奏楽がやりたいんです。
私は吹奏楽に出会えて、本当によかったです