おれとお前は玉子の仲よ 俺が白身できみを抱く
夢に見るよじゃ惚れよがうすい
真に惚れたら眠られぬ
昔々 宮中にそれはそれは美しい姫がおられた。
ある若者が身分違いの姫さまに恋をした。
若者は姫さまが部屋を出たのを見て部屋に忍び込んだ。
そこで部屋の隅に姫さまが使っているオマルを見つけた。
若者は思った。
『いつまでも叶わぬヒトを想うのはもうヤメよう キライになろう』
その為に若者がした事は…
『オマルの中身を見ればたとえ百年の恋でも冷めてしまうだろう』と思いフタを持ち上げた。
中には確かに姫さまの使った痕が残されていた。
顔を近づけるとえも言われぬお香のイイ香りが立ちのぼった。
次の瞬間 若者は夢中でそれを食べていた。