もうすこし。
ちゅら。
もぅ、10年くらいの友達。
一時期だけ、雪緒のことを好きとゆった人。
でも、その感情が本物じゃないのもしってた。
だけど、
彼のなかで雪緒が、とりあへず、「そのほか」とは、
区別された領域を占めていると、
何故だか今も思える。
一度だけ、えっちをした。
二人ともなきながら。
あれはもう何年前?
ちゅらが苦しんでた。
雪緒も苦しんでた。
お互いに、別々のことで。
そしてその隙間を埋めるように、そうなってしまった。
弱かった。
それまでどんなに弱い部分をみせあっても。
それだけだったのに。
ほんの一日だけの、恋愛ごっこ。
甘い時間を切り離した。
それを切り離せなかったちゅらも一緒に。
ちゅら。ちゅら。ちゅらのこと、好きだよ。
だけど、ちゅらだけを見て、ちゅらだけに独占されて、ちゅらだけを独占したい。
とは、おもえなくて。
そういう、好きではないの。
ちゅらが、他の女の子のことで悩んでいたら。
話をきいて。
仕事のでなにかあったら、
話をきいて、
そして、雪緒がそうでも、話をきいてもらって。
そんな時間が大切だったから。
ちゅらは、雪緒を独占したいとゆった。
雪緒とちゅらの求める未来が違った。
だから。
時間が流れて。
やっと他愛のない電話やメールを、
昔みたいに出来るようになった。
ぎこちなかった空気が。
ただ、お互いを大切な知人として扱えるようにlなったのに。
手を、繋いだのは、ちゅらからだ。
もぅすこし、一緒にいたかったとゆったのは、雪緒からだ。
「意味が解らないね。」
二人で苦笑いをした。
ちゅらの手が、あたたかかった。
振りほどかなかったのは、雪緒。
もうすこし、一緒にいたかったと想った。
だけど、それだけで。
体を重ねたいとは、想わない。
そうなってしまってもいいとは、想ってない。
ちゅらが好きだよ。
だけど、
男とか女とか、そういう部分の感情で、
失いたくない。
こんな日に限って。
電話口のゴゥの口調が柔らかい。
その声が甘美で雪緒を離さない。
だめだ。
ゆってはいけなかったんだ。やっぱり。
雪緒を「雪緒」として大切にしてくれているちゅらの、
感情をうらぎっちゃ、いけなかったんだ。
やっと、
やっと昔みたいになれてきたのに。
甘えたんだ。雪緒が。
わかっている。最低だ。
手を繋いだ。テーブルの影。
懐かしいみんなの中。見えないように。
「一緒にいたかった」。伝えたのは、メール。
もぅ、ちゅらも雪緒も帰宅途中。
もどれない道だとわかっていてゆった。ズルイよね。
その言葉が。恋愛感情でないことを、ちゅらも、雪緒もわかっていた。
困らせたりするつもりは、なかった、なんて。
言い訳か。
お酒のせいにするのは、
逃げ道か。
ごめんなさい。
もぅ、二度とゆわない。
二度と、ゆわないから。
言葉にする。
キョトンとした時の顔かすき。
調子にのったときの笑い声がすき。
仕事モードの声のトーンがすき。
優しく抱きしめる腕がすき。
すべすべの掌もすき。
広いおでこもすき。
さらさらな髪の毛もすき。
ぶつぶつの肌だってすき。
骨太の指もすき。
コバカにしたような態度も好き。
弱ってへなちょこな姿もすき。
もしゃもしゃと、ほおばっている姿もすき。
妙にキレイズキなところもすき。
変なコダワリがあるところもすき。
高くない身長もすき。
着やせする洋服姿もすき。
ちょっとびーる腹なおなかもすき。
ささやく声もすき。
何気なくこなしてしまう仕事姿もすき。
すぐに酔っ払うところもすき。
酔って甘えてくるところもすき。
車を運転している姿もすき。
潜在を真剣に選んでいる姿もすき。
きっちり家計簿つけているところもすき。
ちゃんと貯金をしているところもすき。
洗濯をまめにしているところもすき。
キレイに片付けるところもすき。
自分の居心地以外にはあまり興味ないところもすき。
観察しておちょくってるところもすき。
優しく笑うところも好き。
たまに不器用なときもすき。
昔の話をしているところもすき。
雰囲気も。指先も。声も。持ち物も。想いでも。何もかも。
汚い。
好きな人がいたら、
きっと毎日楽しくて。
きっと毎日キラキラしているって。
何処かで思っていたのよ。
汚いなぁ。。。雪緒のココロが。
どうしてアノコから仕事終わりに電話があるの?
どうしてアノコからの電話の着信音は違うの?
どうしてアノコにはそんな優しい声で話すの?
どうしてアノコから寝る前のメールをねだるの?ないと寂しいって。
どうしてアノコがヤキモチを焼くことをちょっと嬉しそうに話すの?
どうしてアノコの休みにあわせて予定を決めようとするの?
どうしてアノコからおはようのメールがくるの?
どうしてアノコからお休みの電話がくるの?
どうして?どうして?どうして?
ちょっとまえ。
笑ってゆっていた。
「ありえないね。」
男女間の関係なんて。
そんな言葉。
なんとでもなるって、知ってた。
だけど。
目の前からこぼれていくゴゥのココロ。
目の前から崩れていく「雪緒」の時間。
仕方がない。
解っていたはずだ。
アノコだとかではなく。いつか、そのうち、だれかを。
ゴゥが思ったとき。
もぅ、「ただの抱き枕」だって、必要じゃなくなる。
また捨てられる。きっとさっくり切られてく。
・・・あのときより、それは苦しいかなぁ?
弱い。弱い。弱い。
ずるいよ。
アノコはゴゥの親戚だ・・・・・・
何があっても、何もなくても、一生縁のある、親戚なんだ。
何かがあっても、何もなくなれば、一生縁のなくなる雪緒なんかと、違うんだ。
私も親戚であればよかった。
それならば、叶わない思いでも、
疎遠になっても、
何処で何をしているだとか、
たまに話にきいたり、
きかせたりすることだって、出来る。
アノコを嫌いなんかじゃない。
魅力的で可愛くて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いい子だと思うから、苦しくなる。
他に甘えさせてくれる人も沢山傍にいるのに。
どうしてこんなに離れた縁のあまりなかったゴゥの目の前に、
突然現れて揺さぶっていくんだろぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「前をむいて。」
「上をむいて。」
あるいていこぅって、きめたじゃない。
油断をすると、すぐ何もかもが見えなくなりそうだ。
真っ暗闇にほぉりこまでたようだ。
苦しいなぁ・・・・・・・・・・・・・・・
ゴゥ。
あなたが好きだから。
ゴゥを想う時間は、出来れば笑って過ごしたい。
そう想うのだけは、本当なんです。
