ご無沙汰しております。

コロナ禍が落ち着いて来ており、ようやく元の生活に戻りつつあります。

皆さん無事過ごせていますでしょうか。

ワタクシの方はというと、仕事はまぁ順調に過ごせています。

一時は仕事薄で会社が休みになり、社内でコロナが広がって休みになり、という感じで休みの多い日が続きました。

また、私生活については新しい趣味として「農業」に専念する日々が続き、仕事と農業の両立、いわゆる兼業農業という形で

空いている時間と週末はほぼ農業に専念するという日々になっております。

バイク乗りが農業に進んでしまうという人も少なからずいるみたいですが、農業の面白いところは「ものづくり」と「育成」、

作る事と生き物の両立、すなわちバイクや車、PCのプログラミングのように新しいモノを作り完成したときの喜びと、

ネコや犬などの動物を飼うように「生き物を育てる」の、この2つが合わさったものとして、考える能力と可愛がる気持ちみたいなのの

この2つを味わえるという趣味になるのかな、と感じています。

また、更にその育てた野菜を料理するという「料理趣味」みたいなのも趣味に入るのかな、という感じで、

色んな趣味を複合できるという良さもあります。

従って、扱い方によっては非常に苦労する事、もしくは片手間に簡単に出来る事と、やり方によっては幅広く労力を消費するわけで、

時間のある人やお年寄りには良い趣味になるのではと思います。

 

ワタクシはそんな趣味に何故のめり込んでしまったのかと言うと、

先ずは家柄として、相続としての事で家族に農地があったこと、農具があったこと、20代の若いころから少し携わっていた事で、

実際には本気で農業なんかやるつもりは無かったのですが、毎年農地を維持する為に草刈りを頻繁にやっていたわけで、

一ヶ月に一度、草刈り機を使って約1反という広さ(およそ田んぼ1枚分、330㎡程の面積)を3日間かけて草刈りを行ってました。

そのうち、草刈り機を使う過程で腰の骨盤を悪くし、腰を振る動作が苦痛になってきたため大型の草刈り機を導入し、それに乗りながら作業をするような状態になりました。

そんな草刈り作業でも、どうしても敵わないものがあります。それは根を張る雑草の処理。これは地上の雑草を退治しても地下の根はどんどん伸びていき、広範囲に渡ってその雑草が侵食を始めるのです。それにはどうしても打ち勝つ事が出来ず、ついにラウンドアップという強力な除草剤を使うハメになりました。

実はこの「ラウンドアップ」という除草剤が以外にもネックで、効果が即効的ではなくジワジワと植物体に入り、根を枯らすという特徴があります。

田んぼなど土壌が粘土土のようなものだと土自体に湿り気があり、またこの土粘土の内部に土壌の栄養が蓄積しているので根を枯らしても違う根から新しい毛根が生え、それが土粘土の中の養分を吸って更に新しい根を育てて伸びて行くので結果的に効果がなく、いたちごっこのような状態になってしまっていました。

これではマズイと思っていた時には、田んぼの半面積が根を張る雑草に侵食され、どうしても手に負えない状況になっていました。

ちょうどこの頃、コロナ禍の年になりバイクやロードバイクに乗って遠出する事が出来ず趣味が何も出来ないのと、草刈りばかりの週末が続く事が多くなりました。

そんな雑草を見ている時、ふと雑草の背丈がとうもろこしに似ている事に気が付き、どうせなら一面とうもろこしで埋め尽くしてしまえと考えるようになりました。ここから今のワタクシが農業に入るきっかけを作る事態に突入するのです。

 

 

雑草の根を根絶する為には、田んぼを露地栽培のように耕し、耕うん機で根まで耕して完全に生えない状況を作る事が先決となりました。

元々家にあった耕うん機を使い、田んぼの端に用水路を掘って田んぼに入る水を逃がし、侵食が始まってきた隣の田んぼから雑草の根を切断して侵食を抑える所から始まりました。

そこから内部の土壌を耕し、とうもろこしを栽培する為の堆肥、肥料等を入れ、種をばらまいて様子を見る事にしました。

しかし元々が雑草まみれだったこの地、とうもろこしの芽と一緒に雑草も伸び、雑草ととうもろこしが混ざった状態になりまるで雑草がそのまま伸びたような状況を作り上げてしまいました。

それからネットで色々と調べて、いつかに北海道のバイク旅で見た、北海道のとうもろこし畑のような状況を作りたいと考えるようになりました。

初めての大規模農業がとうもろこしが始まりとなり、作った面積も田んぼの面積のおよそ3分の1をとうもろこし畑、苗の数はおおよそ600本という事で、とうもろこしの苗が生えてる周りの雑草を刈る日々が続き、会社を定時に帰ってすぐ草を刈るという日々が続きました。

 

とうもろこしが雑草に負けたりして、結果的に歯が抜けたようなとうもろこしの苗が出来るようになりました。

そしていよいよ収穫、という頃にとうもろこしの実が何かに食われる事態に。。

原因は夕方頃に集団で移動しているムクドリ、おおよそ1000羽の集団が複数通過する途中に畑に集団で降りてきて実をつまみ、去っていくという醜い状況になってました。

鳥が原因なら鳥が食われないように実を保護するしかないと、2リットルのペットボトルを切って被せていましたがこれも敢え無く効果なしでペットボトルを綺麗に外され、苗の隣にペットボトルを捨てられて実だけ綺麗に食い尽くされていました。

どうやら地上にいる何かの動物に食われているみたいでした。

その後も頻繁にとうもろこしが荒らされ、作ってもほぼ全く食べれない状況になってました。

あまりにも悔しいので激辛の一味唐辛子やわさびを実に塗りだくっても効果なし。

どうしても手に負えないので市役所に相談し、動物用の罠を借りて設置してみると、なんとアライグマが罠にかかっていました!

 

原因が特定出来たので、残ったとうもろこしの苗に防獣網を設置し、様子を見ましたが地上の鳥の防除がどうしても出来ず。

空飛ぶゲイラ鷹や、テグスと呼ばれる細い糸なども試したけど効果なしで結果防鳥網で更に畑を囲み、動物からの侵入を完全防除しました。

その後順調に進むかと思ったら今度は実の中に幼虫が!

気持ち悪い一本線のある巨大な芋虫、調べると「ハスモンヨトウ」という幼虫に実をかじられていました。

コイツもとんでもない数が居て手に負えない状況に。

そして更にとうもろこしの天敵と言われる、「アワノメイガ」の幼虫、これは小さいやつで頭が非常に硬く、この頭がとうもろこしの実の皮、および茎を食い破って侵入するのです。

結果的にとうもろこしの実は虫の餌食に。。それでも食べれる実は多く、個人でも沢山実を食べる事が出来たのだが本数にして600本から約300本程が収穫する事が出来たわけで、その約300本の実をどうするべきか考えていました。

 

ふと、近くにある公園の施設へトイレの為に寄ると、たまたま野菜を直売している場面に出くわしていました。

もしかしたらここで残ったとうもろこしを売る事が出来るかも?と、そこの管理をしている人に相談してみる事にしました。

結果、販売が可能になり、残ったとうもろこしを全て販売する事が出来、無事処分する事が出来ました。

 

ここからが自分が「農業」と、「販売」をする状況が生まれ、「野菜を栽培しながら収穫したものをこの直売所へ卸して販売する」という

状況を作り上げてしまったのです。

おかげさまで平日も週末も時間が取れなくなり、家の中や庭先も農具でめちゃくちゃ、家の中も整理整頓が出来なくなりメチャクチャ、農具は増え、肥料や農薬も増え、機械も増え、借りてる農地も増え…ほぼ「新規就農者」並みの状況を作り上げてしまったのです。

 

 

 

 

 

 

と、話が長くなりましたがここまでが現在に渡る状況になります。

まぁ、コロナ禍でどこも行けずだったので丁度いい暇つぶしのような状況だったなぁと感じていました。

農業をやって色々分かったことも多く、栽培技術も大分身に付いてきてある程度は自分で良いものが作れる事が出来るようになりましたが、良いものを作るにはほぼ毎日、畑を見て、栽培している野菜を見て、状況を判断して畑を管理していかなければならないと感じてます。

それにはやっぱり時間が惜しい。兼業でやるには結構大変で仕事の事も考えながら、場合によっては残業もしながら農業をやっていかなければならない。複数の野菜を栽培していると、その野菜の防除に適した複数の農薬を使う事が多くなり仕事が終わってから農薬を調合して夜中に散布しに行くなど、寝る時間も2~4時間しか休めない日々も多く、また深夜まで畑の作業をしている事もあったりと本当に大変な仕事になると思います。本格的にやるなら、やっぱり仕事を辞めて農業に専念しないとやっていけないのかもしれないですね。親など家族の手伝いが居るなら交代とかでやれるだろうけど一人でやるなら尚更、時間との勝負みたいな感じでやっていかなければならないです。野菜などの作物は待ったなしなので時期が遅れると育たない事もあったり、逆に資材とかで保温を考えなきゃいけなくなればその資材代と設置する時間との苦労も付いて来るので余計に時間が取られてますます自分の時間を作れなくなってしまいます。

このまま農業を続けるか、キッパリと辞めるかは未だ結論が付いてません。

 

そんなワケでして、いよいよコロナ禍も落ち着いて来ており、

そろそろ自分の状況を整理して本来の趣味に戻って自分の時間を作れるようにしなければと思っています。

 

 

 

と、前置きがかなり長くなってしまいましたが。

コロナ感染者の人数が減って緊急事態宣言が解除され、県外をまたぐ移動自粛が解除になった頃にバイク馬鹿の衝動が抑えきれず、超久しぶりにV4Rちゃんを出して遠出しました。

実は正月にも初詣ツーリングとして1度乗ったのですが、それ以降は全く乗ってませんでした。実に10か月ぶり(汗

行先はもちろん、東北・山形方面!

先ずは高速に乗って磐梯熱海ICまで、そこからガソリンを入れて浄土平まで。

ところが浄土平へ上がる途中で渋滞に…上の方は紅葉も進んで紅葉も赤く染まり、すっかり秋模様に。

渋滞は予想通り、浄土平レストハウスへ行くための駐車場渋滞でした。

メンドクサイのでそこへは寄らずに通過し、その先の路肩の空いている場所へ一旦撮影タイム。

 

 

レストハウスの先の下りはすっかり渋滞がなく予想通りでしたが…逆はと言うと、、

 

 

御覧の通り大渋滞(汗

どちらかと言うと、仙台方面側からの方が渋滞が醜く、どう考えてもこれから上がる人は入れるのは夕方過ぎるんじゃないかと言うほどの混雑。

こんなの絶対いけるわけがない(汗

秋の浄土平はこんな酷いのかと分かった状況でした。

ま、自粛明けというのも重なった結果なのかも知れないですが…(汗

 

ちょっと通過しただけですぐ下山して、次の行先をまるせい果樹園にしようと思ったが時間が無くなってきてしまったので寄らずに。

下山してすぐの交差点角にあるJAふくしま未来の直売所へ野菜の相場を見るついでに休憩して寄る事にしました。

 

 

農業がすっかり板に付いてきたので、直売所への相場が気になって売っている野菜を見回してきました。

ちょうどこの頃はブドウの収穫が盛んに行われていた時期だったので、シャインマスカットなどのブドウが多く並んでおりました。

昼も近かった事なので少し小腹を満たす事に。

 

買ったものはシャインマスカットにピオーネというブドウに、笹巻きのちまき。

JA施設内に休憩所があり、そこでブドウを食べながらの休憩。

ちまきは抹茶きな粉付きで、それを付けながらブドウを食べていたのだが段々と気持ち悪くなって来たので持ち帰る事に。

そしてすぐに山形は米沢方面に向かう事にしました。

 

 

米沢と言えば「米沢牛!」

超久しぶりに米沢牛を堪能しようと思って、店を探すも時間が遅くなって殆どの店が昼食の時間を閉めて「準備中」の看板が立っていました。

米沢の街を行ったり来たりして探すもなかなか見つからず、時間が段々と遅くなってついに夕方近くまで経過していました。

結果的に行ったのが道の駅米沢。まだ出来立ての場所のようで、自分も行くのは初めてでしたがやっぱり無難に道の駅へ行くのが正しいですね。

ここにも食事が出来る店があり、もちろん食べるものは「米沢牛!」

ジャジャーン!

 

おそらく米沢牛だけだと少ないと思ったので牛スジ煮込みも一緒に頼みました~

本当はお目当ては米沢牛ビーフシチューだったのですが…やっぱりステーキも最高にうまし♪

 

その後はお土産物色タイムと…

 

定番のソフトクリームタイム^^

寒いけどソフトクリームはやっぱり外せないのです(笑

 

最後は大峠を目指していつものリンゴ屋さんへ。

そこから喜多方へ向けて走り、ラストは太郎庵で最後のお土産を買って高速に乗り、帰りました。

 

 

超久しぶりに乗るV4はやっぱりエンジンが最高に気持ち良いので乗ってて楽しかった~

でもやっぱり途中で力尽きてしまい、阿武隈PAでいつの間にか仮眠していて、帰宅は深夜になってしまいました。

相変らずこのパターンが定番ですが…段々と遠出がキツいお年頃になってきたかな…

あとやっぱりお土産を買うと荷物を背負うのが大変。

V4を手放してもっと楽ちんなツアラーっぽいマシンに切り替える方が良いのだろうか。

なかなか踏ん切りがつきませんが(笑

 

 

というわけで…久しぶりのツーリングレポでした。

本来ならば…自転車の続きを書くべきですが…写真が多すぎるのとその時の出来事を思い出す事が段々と難しく…(汗

やっぱりこういうものはすぐにまとめないとダメですなぁ。。(汗

 

 

 

まぁまた時間があれば書ける範囲で進めていこうと思います。