愛しているからこそ
終わりにする
嵐は5人
5人で嵐
5人で出発して、
5人で歩んできたからこそ、
今がある
それがわかっているからこそ
彼らは終わりを選択したのだと思います
一つ前にも書きましたが、
人間であるからには
有限であることからは逃れられない
どなただったか忘れてしまったのですが、
写真家、カメラマンの方で
奥様を被写体にしていらっしゃる方で、
「妻より長生きしたい」
と言う方がいました。
理由は
「妻の人生を全部、余すところなく見たい、確認したいから」
ということをおっしゃっていて、
私はそこにとんでもなく深い愛を感じました。
(しかしどなたかは忘れました←)
好きだからこそ、全部見たい。
愛する気持ちがある中で、
愛する対象の完結を見届けることができるのは
幸せなことだと思います。
智くんを責める方がいること、知りました。
智くんが言い出さなかったら…と、思う方がいるのだと。
でも、智くんがいなかったら
あの5人でなかったら
今の風景はどこにもないのです
そのことの意味をわかっているからこそ、
そのことを大事にしたいからこそ、
彼らは終わる。
愛しているからこそ、終わる。
こんな美しい、あっぱれな終わり方はないでしょう。
私が大好きなイギリスの詩人、Keatsの詩にこんなフレーズがあります。
Beauty is truth;Truth Beauty
美は真なり、真は美なり
美しいまま終わろうとしている嵐には
そこに嵐たる所以があると思えて、
泣きながらでも、
ちゃんと見送ろうと、
そう思うのです