ウエニノッタラ | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。





上に乗るのは好きじゃない。



俺は大野さんの上に乗っかりながら思った。




だって、上に乗るのはすごく、女の子みたいだから。それに、下にいる大野さんが、すごく冷静に見えるから。でも、俺が上に乗ったあとの大野さんはすごく激しい。ちょっと、不覚にも、きゅん、としちゃうくらい。激しくされてる時の自分は、自分じゃないみたいだし、なんなら、本当の自分みたいだ。わからないから、また欲しいと思う。もう年齢的に、世の中にわからないことは少なくなった。だから、完全に全てを分かり得ないあなたと、またこうしたいって思うんだ。


「っ…」


大野さんの突き上げが強くて、思わず息を失う。思わず目を合わせたら、彼は、ふ、と目元と口元を緩めた。



なんで、そんな余裕なんだよ…



安堵と、好奇心、反発。胸の中は嵐だわ。でも仕方ない。なによりも、誰になんと言われようと、失いたくなかった。一度、手を離せば、いなくなる気がしたから、だから、ずっとずっと、そばにいたんだ。他の人はできないことだから。ずっとずっと、そばにいたんだ。



…あぁ、好き、好きだよ。



今さら手離すなんて、できやしない。たぶん、飲んでなくても、シてなくても、一番好きだ。地球が滅ぶ時、一緒にいたい人が、運命の人だとしたら。



…あぁ、もう、今、滅んでもいい。滅んじまえ。



…好きだから。いちばん、この世でいちばん。



「っ…」


ぐっ、と体を深く沈めたら、たちまち遠い場所へ飛んで行けた。



…ねぇ、大野さん



そこに俺は、いるのかな…



はぁ、と吐き出される彼の熱い吐息さえも、自分のものにしたいと感じて、俺は愕然とした。




好きだ



好きだよ



初めてわかった








後戻りできなくても








好きだ







あなたが好きだ