BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ
「気持ちいい?」
俺が頷くのを見て、やっと嬉しそうに笑った大野さんは、そこに指を当てたまま、
「こう?」
と呟いて、指を 中 で動かした。
「ああっ…あ、ぅあっ…なんか変っ…」
体がびくびくすんのが、止まんない…
自分の体なのに、中から操られているみたいに、俺は未知の感覚に翻弄された。大野さんは、俺のそこに指を 入 れたまま、俺に覆いかぶさって、顔を寄せた。
「あぁ…指……変になる…よ…」
大野さんに見られながら、体 の 中で指 が動くのを感じて、俺は頰が熱くなるのを感じた。ぎゅっと目を閉じる。
「すげ、かわい…」
大野さんはため息をつくように呟くと、そのまままた俺にキ ス をした。
さっきから、可愛いってそれ…
俺のこと?…でいいんだろうか…
「ニノ、今度おいらの、い れて…いい?」
目を開けると、大野さんの真剣な瞳。
ああ、ついにこの時が…
ふたり、体を 重 ねたらどうなってしまうんだろうといつも思っていた。何かが壊れるのか、生まれるのか、何も変わらないのか。
でも、いざこういう場面になってみれば、そんなことをちゃんと考える余裕はなかった。
体が、心が、この人を欲しがってる…
「ゆっくり…してよ?」
俺が言うと大野さんは神妙な顔つきでこくんと頷いた。