BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side O
「ニノ…なんか他に思い出した?」
髪を乾かし終わって、ベッドに寝転がったニノに俺は聞いた。
「んー…んーん」
ニノは考え込んだけれど、すぐに首を振る。
「そか…」
いつ、大人に戻るんだろう…
そんで、おいらは、
いつまで我慢できんだろ…
だって、すげぇ好きな奴と一緒に風呂入ったり、
キス…したりしてんだもん…
だいたいもう、チュウとかってレベルじゃねぇし…
「寝る?」
ベッドに座って考え事をしていた俺を見上げて、ニノが俺のパジャマの袖を引っ張った。
「ん、寝るか…」
ニノの隣に横たわる。
やっぱ、おやすみのチュウ…とか言うのかな…
「おーのさん…いい匂い…」
ニノはベッドに横たわった俺にぴたっとくっついて、うっとりと呟いた。
「ん…そか…おいら自分じゃわかんねぇけど」
「いい匂いだよ…」
呟くニノの声はもう小さく、とろんと眠そうで、俺はニノがおやすみのチュウをねだり出す前に、寝かせてしまおうと頭を撫で始めた。
「おやすみ、ニノ」
「ん…おーのさん…チュウしてない…おやすみの…」
やっべ、いきなり来たー…
「だめだよ。チュウしたら…えーっと、ほら、オオカミさんになっちゃう」
首を振るとニノはぷうっと頰を軽く膨らませて、唇を尖らせた。
「オオカミさんって何?」
「オオカミさんはオオカミさんだってば…ガルルーって」
なんか他に言い方あるだろ、と思ったものの、何も出てこない。
「やだ、チュウしたいよ…」
あ、やべ、泣く…
泣き出しそうになったニノの頰を撫でた。
「わぁった、しよっか」
まあ、風呂でヌいたから余裕だろう…
…って、それ自体、ニノにやってもらっちゃってるから、すでにアウトかもしんないけど…
俺は手で体を支えて少し浮かせると、ニノの唇にちゅっと軽くキスをした。
途端に、ふふふっと笑い声を漏らして、照れたように笑顔になるニノが可愛くてたまらない。
「ニノ…超かぁいいな…」
「ふふ」
思わず小さく呟くと、何回かちゅっ、とキスを繰り返した。ニノが薄く唇を開いて、ちゅっ、の音がだんだん湿ったものに変わっていく。
「ニノも…いー匂いすんな…」
湯上りのせいか、ほかほかと温かいニノの体からは俺と同じボディソープの匂いがした。鼻先を首筋に押し当てると、「ふっ…くすぐったっ…」とニノが身をよじる。体の下で、温かい柔らかなニノの体が動く感覚に頭がくらりとした。
「っ…あっ…んっ…」
首 筋に唇 を 押し当てて下へずらすと、ニノは小さく声をあげた。シーツに押し付けられたニノの髪からは、俺と同じシャンプーの香りがふわっと立つ。
ああ…たまんない、もう…
シャツから覗く 鎖 骨 に口 付け ながら、手を下へと這わせる。
「え?あっ…おーのさっ…ぁあんっ…」
薄いパジャマの上から、粒と思しき位置をつまむと、ニノはびくんっと体を揺らした。その場所はすぐに、形がわかるくらいに立ち上がって主張する。
「あっ…ぁんっ…ぁ…」
そのままくにくにとつまんで転がすと、ニノは顔をのけぞらせて、口を手で覆った。
「おーのさ…それすると…なんか…体…また変だよ…」
見上げるニノの眉は寄っているけれど、瞳は拒否の色を示していないように見えた。むしろ、潤んだ褐色に吸い込まれそうな気分だ。
だけど…
俺は、はあっと深呼吸した。目を閉じて首を振る。
「ほら…オオカミさんになっちゃっただろ…早く寝ろ」
「今のが…オオカミさん…」
俺を見ながら、放心したように呟くニノがどう思っているのかわからない。だけど、ニノはそのままゆっくり目を閉じて、やがてすうすうと寝息を立て始めた。
よかったー…
「オオカミさん」とか言ってるくらいですんで…
しかし、こんな調子だと…
俺は寝ているニノの顔をもう一度見た。もともと童顔だけど、子供になってからはますます表情があどけないように感じる、ニノの顔。
マジで、いつまで我慢できんだ…
ニノを傷つけることは、たとえニノが今、ふたりですごした記憶のない子供だとしても、絶対にしたくなかった。俺はニノの顔が見えないように背中を向けて、そっとベッドに横たわった。
だいたいもう、チュウとかってレベルじゃねぇし…
「寝る?」
ベッドに座って考え事をしていた俺を見上げて、ニノが俺のパジャマの袖を引っ張った。
「ん、寝るか…」
ニノの隣に横たわる。
やっぱ、おやすみのチュウ…とか言うのかな…
「おーのさん…いい匂い…」
ニノはベッドに横たわった俺にぴたっとくっついて、うっとりと呟いた。
「ん…そか…おいら自分じゃわかんねぇけど」
「いい匂いだよ…」
呟くニノの声はもう小さく、とろんと眠そうで、俺はニノがおやすみのチュウをねだり出す前に、寝かせてしまおうと頭を撫で始めた。
「おやすみ、ニノ」
「ん…おーのさん…チュウしてない…おやすみの…」
やっべ、いきなり来たー…
「だめだよ。チュウしたら…えーっと、ほら、オオカミさんになっちゃう」
首を振るとニノはぷうっと頰を軽く膨らませて、唇を尖らせた。
「オオカミさんって何?」
「オオカミさんはオオカミさんだってば…ガルルーって」
なんか他に言い方あるだろ、と思ったものの、何も出てこない。
「やだ、チュウしたいよ…」
あ、やべ、泣く…
泣き出しそうになったニノの頰を撫でた。
「わぁった、しよっか」
まあ、風呂でヌいたから余裕だろう…
…って、それ自体、ニノにやってもらっちゃってるから、すでにアウトかもしんないけど…
俺は手で体を支えて少し浮かせると、ニノの唇にちゅっと軽くキスをした。
途端に、ふふふっと笑い声を漏らして、照れたように笑顔になるニノが可愛くてたまらない。
「ニノ…超かぁいいな…」
「ふふ」
思わず小さく呟くと、何回かちゅっ、とキスを繰り返した。ニノが薄く唇を開いて、ちゅっ、の音がだんだん湿ったものに変わっていく。
「ニノも…いー匂いすんな…」
湯上りのせいか、ほかほかと温かいニノの体からは俺と同じボディソープの匂いがした。鼻先を首筋に押し当てると、「ふっ…くすぐったっ…」とニノが身をよじる。体の下で、温かい柔らかなニノの体が動く感覚に頭がくらりとした。
「っ…あっ…んっ…」
首 筋に唇 を 押し当てて下へずらすと、ニノは小さく声をあげた。シーツに押し付けられたニノの髪からは、俺と同じシャンプーの香りがふわっと立つ。
ああ…たまんない、もう…
シャツから覗く 鎖 骨 に口 付け ながら、手を下へと這わせる。
「え?あっ…おーのさっ…ぁあんっ…」
薄いパジャマの上から、粒と思しき位置をつまむと、ニノはびくんっと体を揺らした。その場所はすぐに、形がわかるくらいに立ち上がって主張する。
「あっ…ぁんっ…ぁ…」
そのままくにくにとつまんで転がすと、ニノは顔をのけぞらせて、口を手で覆った。
「おーのさ…それすると…なんか…体…また変だよ…」
見上げるニノの眉は寄っているけれど、瞳は拒否の色を示していないように見えた。むしろ、潤んだ褐色に吸い込まれそうな気分だ。
だけど…
俺は、はあっと深呼吸した。目を閉じて首を振る。
「ほら…オオカミさんになっちゃっただろ…早く寝ろ」
「今のが…オオカミさん…」
俺を見ながら、放心したように呟くニノがどう思っているのかわからない。だけど、ニノはそのままゆっくり目を閉じて、やがてすうすうと寝息を立て始めた。
よかったー…
「オオカミさん」とか言ってるくらいですんで…
しかし、こんな調子だと…
俺は寝ているニノの顔をもう一度見た。もともと童顔だけど、子供になってからはますます表情があどけないように感じる、ニノの顔。
マジで、いつまで我慢できんだ…
ニノを傷つけることは、たとえニノが今、ふたりですごした記憶のない子供だとしても、絶対にしたくなかった。俺はニノの顔が見えないように背中を向けて、そっとベッドに横たわった。