BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side O
ニノはテレビドラマを見ていた。ホームドラマのようで、優しい母親と小さな息子が出てくる。母親が息子を寝かしつけているシーンでニノはベッドから、布団に降りてきた。
「あの…おーのさん…」
ぺたん、と正座を崩したように座ってもじもじしながら俺を見つめる。スマホをいじっていた俺は起き上がった。
「どした?」
「あの…一緒に寝たい…」
「えっ」
一緒に…寝る…だとー‼︎
ニノははにかんだように笑った。
「あの…ひとりで寝なきゃいけないってわかってんだけど…寂しいから…」
ニノは眉を寄せながら、手を口元に持っていった。こちらを見つめる瞳は無意識なんだろうけど、やっぱりウルウルしていて…
「や、えっと…」
ニノの手が遠慮がちに俺の寝間着の袖に触れた。その手がぎゅっと握られる。
「おーのさん、ダメ?もう大人だから、ダメかな…」
大人だから、ダメだっつーの‼︎
…とは言えず、俺は困惑しながら、伏し目になったニノの瞳を縁どるまつげを見つめていた。
しぱしぱとたまに瞬くニノの瞳は心細そうな色を宿している。
「いいよ、一緒に寝よ。じゃあ、ベッド行こ」
ああ、あの夜も、
「ベッド行く?」って
誘ったのは俺だったな…
「やったぁ、おーのさん、大好き」
「わっ…こらっ…」
ベッドに上りかけた俺にニノが抱きついてきて、もつれたままベッドに倒れこんだ。
あー、やべ…
あったかい小さなカタマリが…
俺の体に乗ってる…
「ふふっ…」
ニノは俺の背中に乗ったまま、ぎゅっと俺の背中にしがみついた。
「おーのさん、いい匂いする…何の匂い?」
くんくん、と鼻先を首筋に近づけてくるから、息がかかってくすぐったい。
「ちょ、待っ…くすぐったいって」
「ふふっ」
ニノは、俺がくすぐったがってるのが面白いのか、身をよじる俺を見て、ますます笑って首筋に顔を埋めた。温かなニノの唇が、首筋にあたる。
マズイ…
「やったぁ、おーのさん、大好き」
「わっ…こらっ…」
ベッドに上りかけた俺にニノが抱きついてきて、もつれたままベッドに倒れこんだ。
あー、やべ…
あったかい小さなカタマリが…
俺の体に乗ってる…
「ふふっ…」
ニノは俺の背中に乗ったまま、ぎゅっと俺の背中にしがみついた。
「おーのさん、いい匂いする…何の匂い?」
くんくん、と鼻先を首筋に近づけてくるから、息がかかってくすぐったい。
「ちょ、待っ…くすぐったいって」
「ふふっ」
ニノは、俺がくすぐったがってるのが面白いのか、身をよじる俺を見て、ますます笑って首筋に顔を埋めた。温かなニノの唇が、首筋にあたる。
マズイ…