BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side O
ニノの喘 ぐ声が、顔を少し上にあげてそこをな めあげる俺の頭の上から聞こえてくる。
そこを愛 撫するたびに、ニノの白い首 筋にうっすらと浮き出た喉仏がかすかに上下に揺れた。
ああ…
顔、ちゃんと見てぇな…
媚 薬はまだ効いているみたいだったけれど、一度達 したせいで、俺にはニノの反応を伺う余裕ができていた。
俺に言われてTシャツをまくって鎖骨あたりで止めている小さな丸い手は、恥ずかしそうにぎゅっと握られている。
尖らせた舌で小さく円を描くようにちゅくちゅく刺 激すると、小さな手はますますぎゅっと握りしめられた。
「あっ…おおのさっ…俺っ…もう…」
ニノは俺から身を離して、眉を寄せて俺を見た。じれったそうによじられる下 半 身はもうキツくスウェットを押し上げている。
「おいらのこと…欲しくなった?」
ニノは困ったように眉を寄せて、しばらく浅い呼吸を繰り返していたが、やがてゆっくりと頷いた。
「じゃあさ、今すぐ、自分で下も脱いで?」
「え…」
ニノは困惑した声を漏らした。
「2回もイ ッたでしょ?グチョグチョだよね、パン ツん中」
ニノは「う」と小さく呻いて、真っ赤になったかと思うと、唇をむうっと引き結んだ。そのまま力なく首を振る。
「ヤなの?自分で脱 ぐの」
「やだ…」
ニノはぶんぶんと首を振ると、俺に抱きついて、手を俺の背中へ回そうとする。
「大野さんに…脱 がせてほし…」
「ダメ」
俺の両手首のネクタイを外そうとするニノの手を、払うように体をよじった。