Side O
どうしよ…男ってわかったけど…
男だけど…
止まんない…
俺はニノのそっぽを向いた頰にピンク色が差すのを見ながら、黙って手をさらに下へと滑らせた。薄い体を経て、ユカタの帯の下にそっと手を伸ばす。
「…んっ…」
ビクッとニノの体が揺れて、かすかに声が漏れる。ニノを拘束している鎖もジャラと音を立てた。
「あ…ごめん…」
思わず謝ると、ニノはきつく閉じていた目をゆっくりと開けた。
柔らかそうな髪の間から覗く耳が真っ赤に染まっている。さっきはキラキラしていた瞳には、ぼうっと霞がかかっているようにも見えた。
そんな目しないでよ…
嫌がんないから、
さわってもいいのかって…思っちゃう…
「男だね」
口の中が乾いててうまく言葉が出てこなくて、かろうじてそれだけ伝える。
「やっぱ男なんだ!」
相葉ちゃんが、なぜか嬉しそうに笑って言う。
ニノの方へ向き直ると、耳を真っ赤にさせて、頰を上気させて、じっとこっちを見ていて、ドキマギした。
なんだろ…
なんでこんなドキドキすんだろ…
俺は変な気持ちを追い払おうと咳払いを一つした。
「それで…えっと…ニノは、城壁外で、何をしてたの?」
業務上、一番調べなくてはいけないことを質問すると、ニノはまた目を見開いた。
そんな目しないでよ…
嫌がんないから、
さわってもいいのかって…思っちゃう…
「男だね」
口の中が乾いててうまく言葉が出てこなくて、かろうじてそれだけ伝える。
「やっぱ男なんだ!」
相葉ちゃんが、なぜか嬉しそうに笑って言う。
ニノの方へ向き直ると、耳を真っ赤にさせて、頰を上気させて、じっとこっちを見ていて、ドキマギした。
なんだろ…
なんでこんなドキドキすんだろ…
俺は変な気持ちを追い払おうと咳払いを一つした。
「それで…えっと…ニノは、城壁外で、何をしてたの?」
業務上、一番調べなくてはいけないことを質問すると、ニノはまた目を見開いた。