ラブコメ の ようなもの 下 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ
















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Side N







ちゅくっ…ちゅくっ…と、音を立てながら、大野さんの唇は俺の体をおりて行った。


「あ…あんま…強く…すんなって…」


「はぁっ…お前の体…やっぱ好き…」


「んあっ…ぁん…」


熱い手で肩をぎゅっとシ  ーツに押し付けられて、上を向いた小さな実を食まれて俺は身をよじった。十分にそこをこねまわして満足したのか、大野さんはさらに下へ下りていった。


「体…だけ…?」


「ここも…好き…」


「やあっ」


ぱくっとくわ  えられて、びくんっと体が揺れた。ちゅぷちゅぷと、さっきとは違った音が上がる。


「ぁ…あっ…あぁんっ…そこ…もっ…ぁ…体だってば…」


「ここは…ニノでしょ?」


ニヤッと笑うその唇に、また、含まれるオ  レ。急速に追い上げられる。


「バッカ…くっ…ぅん…あ、あぁっ…」


俺が弾けるのを見た大野さんはくふふっと笑った。


「早いね…ニノ」


「だって…最近…あんま会えてなかったじゃん…」


大野さんは俺の体をゆっくりと開いていった。くちゅくちゅと解  されると、早く欲しくなってたまらなくて、俺は眉をぎゅっと寄せて、体に吹き荒れる熱をじっと我慢した。


「んっ…あぁ…大野さん…」


「今日は…おいらのこと…待ってた?」


熱い  カ  レ  が押しつけられて、期待で体が震える。


「待ってない…でも…早く…会いたかった…」


腕を伸ばすと、大野さんが身をかがめる。そこに押し付けられたままぎゅっと抱きしめられて、俺はもどかしくて身をよじった。


「待ってねぇけど…会いたかったんだ」


「やあっ…も、早く…」


「ねだるお前…超絶かわいい…」


大野さんは起き上がると俺をぐっと掴んで支えて、ゆっくりゆっくりとナカに入ってきた。


「あっ…はぁっ…や、あ、」


「もっと?」


大野さんはニヤッと笑って、浅く入ったまま、ゆらゆら俺をあやすように揺らしている。



普段ぼーっとしてるくせに…



なんで…こんなときだけ…



その目、ズルいんだよね…



でも、一度捕食され始めた獲物は、もう、抗  えない。


「やっ…だ、やだ…そこ…止まんないで…」


自分の声だとは信じられない、懇願するような声が出る。頭をかすかに振ると、貫  かれ始めている  体がもっと欲しがって、熱が増幅される。



仕事だから、妬かないなんて…









嘘なんだって








言えない俺は、



こんなときに、こんな風にしか、伝えられなくて…



だから、もっと、もっと深く…



俺のもんだって、感じさせて欲しいんだよ…



「さとしぃ…やだ…もっとぉ…」



ついに、甘えるような、泣いているような声が出て、大野さんは目を細めてふわっと笑った。


「やっと…言ってくれた」


瞬時に、満たされる俺の体。

そのまま揺さぶられてどんどん高みへ連れて行かれる。部屋の冷えていた空気がむん、とした温度に温められて、むき出しの俺の肌を優しく包んだ。


「ぁあっ…さとしっ…あっ…は、やあぁっ…」


「ニノ…ぁ…」


最後に、大野さんはぎゅっと俺の手を握った。


そうされると、どこかへ行ってしまうんだろうかって不安になって、でもここにいるって安心する。




いつも、その繰り返しなんだ…




この人に出会ってから…


















だいたい、普段からしてラブコメみたいなもんじゃないか。



俺は隣でぐーすか眠る大野さんを見ながらひとりごちた。



…そんな自覚ないのかもしんないけどさ…



そして、俺はそんなあなたのこと、すっごく好き、ときたもんだ。


メンバーのこと、本気で好きとか、何度シても足りないとか飽きないとか、これがラブコメじゃなかったら、何がラブコメなんだよ。





はー…




もう、一生分ラブコメって言った気がすんな…





「くちっ」


三十路半ばにしては信じられないくらいかわいいくしゃみをして、大野さんが目を開けた。


「ニノ…寝ないの?」


「なんか起きちゃった」


寝られなかっただけだけど、そう言って、にこっと微笑んで大野さんにすり寄る。寝ていた大野さんの体は気だるく温かくて、俺にも急速に睡魔が襲ってきそうだった。


「お前さ…」


「ん…」


大野さんが仰向けから横向きに体勢を変えて、俺を腕でくるんだ。


「自分は言われたらイヤだからって…」


「ん…」


「言わねぇとかなしだかんな…ちゃんと、イヤだったとか、言えよ?」


大野さんの腕がゆっくりと俺の髪を撫でた。


「なんの話?」


「…ん…だからドラマ」


「だから…妬くわけないじゃん」


2回目だから、ちょっとだけ語気を強めて言ってみる。それを聞いて大野さんは、面白そうにくふふっと笑った。


「どうかな…おいら、さっきあんな言われて、お前妬かすのが目標になったからさ。見ろよ?ちゃんと、ドラマ」


「妬かせたくないって言ってたくせに…言うこところころ変わるわ、公私混同だわ…」


「んふふ…お前のせいだろ?」



…っとに、ラブコメを地でいってんじゃん…



たぶん、きっと、妬いちゃう俺も、立派なラブコメ人間なんだろう。



大野さんは言いたいことを言い終えて満足したのか、また平和な寝息を立て始めた。














-おわり-