大宮ジェラシックパーク 3 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

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嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


こんばんは、雪乃です。


間が空きましたが「大宮ジェラシックパーク」、続きです♪( ´▽`)



◎「どんなんやったか忘れたわー」という方向け















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Side N







俺をソファに沈めた大野さんが、そのまま俺の手首をとって、俺の顔の横でソファに押し付ける。


こんなふうにされていても、むうっと子供みたいに尖らせた唇が、可愛いな…と思ってしまう。


珍しく…何か怒ってるのはわかっていた。


さっき相葉さんが言ってた、あれ、そんな怒ってるんだろうか…


「えっと…もしかして、カナタのこと?」


「わかってんじゃん」


大野さんは真剣な瞳でこっちを見下ろしている。


「ここに…泊めたんだ?」


「…ん。一緒にゲームしてただけだよ」


「そういうの、頭では、わかってたつもりなんだけどさ…」


大野さんはぎゅっと眉を寄せた。


「なんか、ここ来たら、想像しちゃって…ってか、できちゃって…」


大野さんはちらっと目を部屋に走らせた。


「いつもおいらが座ってる位置に座ってたのかな…とか…」


慌ててぶんぶんと首を振るけど、大野さんは言い続ける。


「いつもおいらが使ってるマグカップ、使ったのかな…とか」


「そんなことしないよ」


なぜか妄想をたくましくしている大野さんに、焦って口早に否定する。



なんか…変なスイッチ入っちゃったのかな…



「なんかもう、さ…ふたりっきりで…ここで一晩過ごしたんだって思うと…」


みるみるうちに、大野さんの眉間にしわが寄っていく。


「すげぇイヤ…」


大野さんは小さく呟くと、ふいっと目を逸らした。



…これって、



大野さん、妬いて…くれてる…んだよね…



「アイツとはそういうんじゃないから」


大野さんを安心させたくて、どうってことないことのように聞こえるよう、軽い調子でつぶやいた。


「今はそうかもしんないよ。酒飲んで、なにかのはずみで…って完全に否定できる?お前とおいらがはじまったのだって…」


「自分より細っこい奴に襲われるわけないじゃん」


俺は努めて明るい声を出したけれど、大野さんはため息を一つついた。ますます口を尖らせて眉を寄せて俺をにらむ。


「お前さ、相手が細いからって…油断してっだろ。俺だって、お前より細くねぇか? 俺のこと、今押しのけられる?」


「ん…無理…かも…」


大野さんは珍しく饒舌だった。俺の手首を握る手に力がこもる。



ああ、どうしよ…



絶対、変なスイッチ入ってる…



ってか、俺が入れちゃったのか…



安心させようとして口にした言葉が、余計大野さんの気持ちを波立たせたようだった。


「目の前の奴のこと、欲しくなったら…襲  えるか、どうかなんて…関係ねぇだろ?」


彼は急に尖らせていた唇を引っ込めて、俺の手首をぎゅっと握りしめたまま俺の顔に自分の顔を近づける。


あ、キス…と思った瞬間、噛みつくような激しい口付けが降ってきた。