Side O
膝を抱えて座っているからバレていないけど、俺の もとっくにニノと同じ状態になっている。
ニノは少しおぼつかない手で短パンを下ろしていく。
ふふ、引っかかってる…
俺がくすっと笑ったら、ニノが真っ赤になって俺を睨んだ。
短パンを足から抜いて下 着だけになったニノはまた困った顔になって、俺を見た。
「これも…自分で、脱 ぐの?」
「うん」
「脱 がしてくんないの?」
眉をぎゅっと寄せて真っ赤になってるニノを見たら、勝手に身体が動いた。
膝で立ってるニノに同じく膝立ちで近づいて、下 着に手をかける。ニノが潤んだ瞳で俺を見ながら、両手を俺の肩に置いた。ゆっくりと布地を下へ下げて行くと、もう雫 をこ ぼし始めて濡 れたニノの が姿を現した。
「あ…おぉのさぁん…」
ニノが耳を真っ赤にさせて消え入りそうな、でも甘えた声で俺の名前を呼んでしがみついてきた。
俺に、見られながら脱 いでただけで、こんなヤ ラシく反 応して…
もう、ニノが可愛くて、
可愛くて、
堪らない。
もうとっくに天井を見上げてる俺の が下 着の下で焦れて震える。
俺の肩にしがみつかせたままニノの下 着を下げて片足ずつ膝を通してやる。
ハ ダカになったニノをぎゅっと抱きしめると、自分の服がすごく邪魔に感じた。
「ニノ…ごめん」
ニノは顔をあげて、「ん」ってかすかに声を出す。
「俺のも…脱 がして?」