前回、KIKIPOP!の靴を作ったことを書きました。

ブーツはオビツ11やセリアドールにも作ってたのですが、

パンプスはKIKIPOP!のために初めて作りました。

これですね。

 

 

そして、同じパンプスをオビツ11サイズで作れるのか??という好奇心を止められず、作ってしまいました。

どんな服に合わせようとか全く考えないで、好奇心のおもむくままに縫ってみました。新しい作品は、作ってるとき、とくにワクワクします。

 

ブーツと違ってめちゃくちゃ小さい。そして、オビツ11の足にぴったり!

 

おおっーー!!

よいではないか!

 

しかし…

足首のジョイントが気になります。

 

そこで、靴下を作ってみることにしました。

靴下の布の素材は伸縮素材で、薄地です。

小さく切ったパーツを縫う自信がないため、次のような方法で作りました。

 

①布幅3.5cmの細長い布の上部(靴下の口になる部分)をミシンでダーッと縫う。

トレーシングペーパーを下に敷いて縫いましたが、縫い目はあまりきれいにはなりませんでした。すごく縫いにくい。でもこれはあまり気にしなくてOK。

 

②これを3.5cm角ぐらいに切る。あとで形を整えるのでこれも適当でいい。

 

③中表にして折る。そして、フリーハンド型紙(もちろん適当)を置く。型紙の裏にマスキングテープをつけておく。そうすると縫う時にずれない。

 

④このままミシンで縫えればよかったのですが、何度やっても無理でした。

そんなわけで、型紙の周りをぐるっと手縫いします。

縫い終わったら、縫い目の3mmぐらい外側で切ります。

 

⑤ひっくり返します。最初にダーッと縫ったところは縫い目があまり目立ちません。

 

履かせてみました。伸縮素材はすごい。適当なフリーハンド型紙でも靴下っぽく見える。

この時点で大満足ですが、せっかくなのでパンプス(靴)履いてみます。

いい感じになりました。

次は、この靴に合うお洋服を考えます。

 

このようなわけで、前回も今回も「ほぼ靴しか作ってない」状態です。

メルカリ出品は完全ストップしてます。ハハハ。。。

 

靴(今まではブーツとスリッポンでした)を作る作業を私は「素振り」と呼んでいます。(※中学高校は剣道部でした)

素振りは、基本動作の繰り返しで、心が落ち着くのです。だから、洋服と合わせることを考えるわけでもなく靴を作ることに集中します。ただ黙々と手を動かす時間が好きなのです。

 

それに対して、どんなお洋服を作ろうかな?とか、どんな小物を合わせようかな?と考える時間や試作品を作っているときは、ワクワクします。

ワクワクが成功するときもあれば失敗するときもあります。失敗の方が多いのだと思います。だから、できたときにうれしい。

今のところ、私が作るものは「出来上がっただけで自分がうれしい」作品です。私は趣味だからこれでいいのだけど、プロの人は「お客様がうれしい」作品を作れる人だと思います。

 

そうなんだけど、プロの人も、基本動作とか大事にしてるんじゃないかと想像しています。ミシンも手縫いも、いつもやってるから、いつも同じクオリティになるわけで、それは、とても長い時間をかけて手に入れた技術のはずです。

 

話は少し脱線しますが、昔、ある芸術家の方(彫刻が専門の方でした)に「上手になりたかったら1日に10時間は描かないとね。たくさん描くとそれだけ上手になる。」と指導されたことがあります。当時の私は、芸術活動(書道)をしていたのですが、「10時間もできないよな~」と最初は思ってたのです。

でも、10時間とは、ほんとの10時間のことではなく、「起きてる間は、ほとんどそのこと(=携わっている芸術のこと)を考えなさい。」という意味だと理解してからは、自由になる時間は「ほとんど書道のこと」を考えて過ごすようになりました。

通勤電車の中でも、専門書を読んだり、手を動かしたりしていました。

就寝時までそんなことをしていましたが、苦になるどころか夢中になっていました。そして、書けるときは思いっきり書く。時間が短くても書く。だけど、調子が乗らない時は時間があっても書かない。という生活をしていました。

今は、まったく書道はしていないのですが、見るのは好きです。

 

ハンドメイドも同じなのだと思います。起きている間は、ほとんどそのことを考えて、たくさん作る。もちろん、あまりできのよくない「いわゆるボツ作品」もたくさんできるけど、そのボツ作品から学ぶことがたくさんある。そして、ちょっとずつ上手になる。できると楽しい(←今ココ)。うれしい。

いつか飽きちゃうときがくるかもですが、そのときまでは趣味を楽しみたいです。

 

【ピグライフ】

今日から、お茶のイベントになりました。レア(ケーキのベッド)が出たのと、和風がかわいいので、やる気が出ます。