最低3年はつらい、みたいなのを何度か読んだ記憶がある。


不倫していたと知ったあと

数日は食べる飲む寝るができなかった。

こういう状態になるのは初めてだった。

パートのある日は休まなかった。

(アホだ、休めよと今は思う)


仕事をしていても、頭はそのことでいっぱいでこの状態でも仕事できるんだ

まじですごいなって思った記憶がある。

ただ、いつものように愛想を振りまくのはできていたかわからない。


1週間くらいでご飯を食べられるようになった。

不眠はその後長く続いた。

こんなに精神的につらくてもご飯は食べられるんだ、すごいなって思った。


体は、私を生かそうとしてくれる。

頭は、私を苦しめる。


体は、前に進む。

頭は、ずっと同じところをぐるぐるする。


1年経っても

ぐるぐるぐるぐる

苦しいのがなくならなかった。


いよいよ、これは私自身の問題だと

時々感じるようになった。


納得できないし

腑にも落ちないけど

"不倫があってもなくても

私たち夫婦には問題があった"

ということだけはなんとなく感じ始めていた。


そう思えるようになるのに、

宇宙の法則で不倫の苦しみから脱する

みたいな女性のお世話になったんだけど。


この人の話は、全部

私を素通りしていったと思う。


欠乏感と飢餓感を

怒りと悲しみで燃やす。


燃料だけがどんどん追加されてるけど

燃やすものは、中身のない私。

空虚、欠乏感。


どうにかして埋めたい欠けた自分。

そんな私を傷つけた夫。


そのシナリオでずっと怒りと悲しみを回していた。



それでいいならよかったけど

それでよくなかった。

苦しかった。

少しも楽しくなかった。

夫が私のかけたものを埋めてくれることはなかった。


考えても答えは出ないのに

この欠乏感や悲しみ、怒りに

考えていたらいつか答えが出ると思ってた。


初めて頼った人には

スッキリをもらうことはできなかった。


↑この一文に

スッキリ出来なかった理由があるね。


私はその人に頼って

スッキリさせてもらおうとしていた。


それが、ちょうど苦しいのが続いて2年目ころのことだった。


夫には、耐えきれなくなり

なんであんなことをしたのかと問い詰めるたび

険悪になった。


それをやっとしなくなってきたのも

人に頼ることを始めてからだったと思う。


よく、長文LINEも送りつけていた。

まともな返事が来たことはなかった。


まあ、本人も理由なんて意識下では把握できてないだろうし(って今なら言えるけど)

逆ギレするしかできないくらい

自分で自分を責めたんだろうね。


そんなの、不倫された側からしたら

なんの慰めにも、癒やしにも、優しさにもならないけどね。

言葉にしたり、態度で反省を示してくれるような人は、そうはいないと思います。


だからほんと、夫婦セラピーとか夫婦カウンセリングとか

そういうの行くのが一番の近道だと思う。


けど、こんなの行ってくれる人いるのかな?

夫も、俺は関係ない、そう言ったよ。

そもそも私が、私もかもしれないけど不倫する夫には問題があるから行くべきだって思ってたから、反発されたのは仕方なかったのかもしれないけど。(と今は思う)


私の場合、夫に送りつけていた長文LINE

最初にお世話になった人に送っていたメールなど

これらのデータがある時そのあたりだけ不具合で消えて、読み返して、怒りをメラメラ再燃させるということができなくなった。


夫が不倫してたと思われる期間のLINEも、遡って読んでどんな嘘をついてたのか確認しようとした時、そのあたりだけ引き継ぎ失敗したのか消えていて、不思議なんだけど

そのおかげで傷に塩を塗り込む量を増やさないで済んだんだよね。


そこだけLINE消えてたのは、ほんとに不思議だった。

その時は、読みたいのに読めないじゃん!って思ったけど、どこかホッとしてた。


だって、ラブホテルを見たり

男女が仲良くしてたり(映像でも、絵でも)、最初は夫が女性に目をくれたように見えただけで、頭がくらくらして怒りと悲しみでいっぱいになって、その場に立っていられない…いわゆるフラッシュバッグ状態で

平常心を失うことが普通に生活してるだけで週に何度もあって、本当につらかった。


絶望感を、何度となく、繰り返し感じたくないのに感じさせられる。

本当にしんどかった。しんどいとかそんな言葉じゃ表現できないくらい。


いつまでこんな思いして生きていかなければいけないんだろうって

夫は私がこんなに苦しんでることを知らないんだろうなって

本当につらかった。


終わりがきて、こんな思いをしないようになる日が来るのかもわからない。

こんな思いをしてるのは私だけだっていう、孤独感にもつながった。


孤独感も、誰かの手を借りたいと思う

強い動機になったと思う。