銀さんと会ってきました。
 

宝剣。広島の純米酒です。

超辛口のスッキリテイスト。

米と綺麗な水の味で、雑味がない。

 

2晩続けて銀さんと飲みました。

これは2晩目のお酒。

 

銀さんは日本酒は飲めない。

弱いんだって〜。

 

私だって強くはない。

たくさん飲めないからこそ美味しいお酒が飲みたいです。

 

 

 

 

 

お酒を飲むと弱くなると銀さんは言う。

それはわかる。男性ってそういうものらしい。

 

私の場合は、適度に酔ってる方がいい感じ。

たぶん、余計なことは考えないで素直に自分を解放できるからだと思う。

 

 

「年齢的にもね〜。弱くなる。いつまであなたを満足させることができるか」

銀さんは、そんなことを口に出して言うことが増えた気がする。

 

銀さんに限らず、私のお相手世代の男性はみんなそんなことを寂しげに言う。

 

 

弱くなるってどういう意味?

若い時のように硬さが続かないことを「弱くなる」というのかな。

 

 

けど、性欲は別でしょ?

幾つになっても女好きは女好きだし、エロいのは勃たなくても好きなんでしょ?

 

 


 

美味しいお酒で、ふわふわの上機嫌に酔ってホテルに戻りました。

いつものように別々の部屋に入って、シャワーを浴びてから銀さんの部屋に行く。

 

今回は2夜連続でしたが、2泊3日とはちょっと違う。

同じホテルに2連泊でしたが、昼間は私も銀さんも仕事でした。

だから、会ってるのは夜。朝は30分くらいだったかな。

 

 

いつも通りの仕事をして、職場からホテルにチェックイン。お互いに別々の部屋で落ち着いたら連絡をして外で一緒に食事。

深夜まで一緒にすごして、そのあとは自分の部屋に戻って眠り、朝はそれぞれ別々にホテルの朝食をとって出勤する。

仕事を終えたらまたホテルに戻り、時間を合わせて外で一緒に食事。

 

そんな2夜を過ごしました。

 

 


銀さんは50代半ば。

若い時より弱くなったことを気にしている様子。

 

 

もう10年以上付き合っている関係だけど、相変わらずガツガツと襲いかかってくる。その勢いは変わらない。

 

けど、今回の2日目の夜、弱くなるってどういう感じなのか、わかりました。

 

いつものようにキツい前戯の後、挿れてからしばらくすると銀さんが「やばい」と言って動きを止めました。

いつもなら良すぎて出してしまいそうな時に我慢の表情で「やばい」って言う銀さんですが、それとは違う「やばい」の様子。

 

硬さが足りなくなってきたのが、私にもわかった。

弱くなるってこれのことね、2日連続だしね。

 

 

 

けど、銀さんは、2人が繋がっているあたりに指を差し込み私を刺激しました。

少し硬さが減ったとはいえ繋がった状態で外からも気持ちよくて、

これって反則〜😣気持ち良すぎる!

 

私がその刺激に悶え始め、声を荒げていくと、その様子を見下ろして銀さんがニヤリと笑った。

 

気持ちよくて背を反らして顎を突き出しながら息をする私。銀さんはその唇を塞ぎ、ねっとりとしたキスをした。入ってきた舌に舌を絡め返した。私は銀さんの首に腕を回して強く引き寄せた。

 

徐々に銀さんのモノが私の中で硬さを取り戻していきました。

そこから銀さんが動き出す。一気に攻め立て始めた。どんどん追い込んでいく。

いつものように雄々しく強い力。

 

私を押さえ込んで銀さんが果てた。

銀さんから滴り落ちる汗。
 

荒い呼吸、満足そうな顔つき。

 

 

 

それって私が見たかった銀さんの顔です。

私としては、銀さんが「やばい」と言ったあの時点までに十分満たされていましたが、やっぱり力尽きて満足感で満ちた銀さんの顔がみたい。

 

男性にとっては出す瞬間が一番気持ちいいわけだから、そこに辿り着けないと「やばい」よね。弱くなることの不安って、これに辿り着けなくなる寂しさのことなんだろうな。

 

 

息が落ち着くと、ちょっとはにかみながら銀さんが言いました。

「やっぱりあなたは最高だ」

 

ニヤリと笑ったあの時のことだと思う。

 

男性は視覚から得る性的興奮が女性より大きいという。

銀さんは私のことを「体が合う」「自分の性癖(鬼の前戯)を全部受け止めてくれる」「反応が堪らない」とよく言っている。

 

やばいって思ったあのとき、銀さんは私を刺激した。

そのときの反応が期待通りだったので、ニヤッと笑ったのね。

好みの反応があって興奮した。たぶんそういうことね。

 

 


翌朝、朝食会場に先に来ていた銀さんに「おはよう」って声を掛けた。

混雑していたので、隣には座らずに私はテラスの席に向かった。

ビルの隙間の屋外テラス席。

 

早朝から出勤する人が足早に通り過ぎるのを眺めながら、コーヒーを口にした。

 

連日の暑さと2夜連続の熱さで体力が心配になるけど、朝の外の空気は気持ちいい。

食事が終わるころ、銀さんからメッセージが届いた。

 

「そちらの部屋に寄ります。

あまり時間はないけど、お願いします」

 

このまま今回の逢瀬は終了って思っていたのに、元気なのね。

 

部屋に戻るとすぐに銀さんがやってきました。

コトのあと、すぐにチェックアウトできるように荷物もまとめて持ってきました。

会話もそこそこに、着ていた仕事着を脱ぎ、私を脱がせて覆い被さってきた。

 

昨夜の「やばい」が嘘のように、ガツガツと私を貪って30分後、スッキリした顔でシャワーを浴びて仕事着を着る。

笑えるくらい実にテキパキとw


 

「今度はXX月頃に来ます。決まったら連絡します」

昔はしなかった別れ際のキス。

この頃はしっかりハグをして、キスをするようになった。

いつものように、敬語でそう言い残して部屋を出て行きました。

 

銀さんを見送ったあと、私もシャワーを浴びて支度します。

せっかく朝食前に整えて、いつでもチェックアウト&出勤できるようにしていたのに、やり直しです。

 

今日も普段通りのお仕事。頑張ります。