SNS界隈で話題になっているドラマ「ひとりでしにたい」。
同世代のSNSでよく目にするので、NHK+で第3話を見てみました。なるほど、私世代のお話です。
1人の時間に見ていたのですが、途中で娘が帰宅してきました。
ちょうど、山口鳴海(綾瀬はるか)が、母・雅子(松坂慶子)が企てている熟年離婚を思いとどまるように説得しようとして、逆に論破されている場面でした。
雅子(松坂慶子」は、専業主婦として家族のために頑張ってきたことが、家族から「あたりまえ」と思われてまったく評価されていないことに触れ、どれだけ我慢をしてきたかを訴える。 夫・和夫(國村隼)は定年退職後も妻が世話をするのがあたりまえ、もし自分が倒れたら妻が介護するのがあたりまえ、そう思っている。けど、妻が倒れたら何もできないし、きっと何もしない。
そういう人にこれからもずっと、世話を焼き続ける?
これからも我慢しなきゃいけないの? そんなの嫌だ。
この場面を見た娘がサクッと言った。
「それは熟年離婚するのが正解だわw 子育てが終わったら自由に選択していい。
これからはそういう時代」
え?そういう時代なの?
娘の立場でそれを言う?
娘はそこまで割り切っているの?
って、私はちょっとびっくりした。
「もしかして、(熟年離婚した)私って時代の先頭集団?」
と聞いてみると、
「うん、そう思う。(おかあさんは)ずっとマイノリティーだったしね」
マイノリティーかぁ。
自覚はあります。
私はまだ社会に定着していないことを、いろいろやってきたと思う。
マイノリティー=社会的少数派という意味で、私はそうだったと思う。
仕事(働き方)も、(人と比べない)子育ても、ライフワーク(ボランティア活動)も、熟年離婚も。
どれも、あとから時代がついてきたように、今では多くの人がそれをやっている。
だんだんマイノリティーではなくなってきた気がする。
「時代は動いていくの。熟年離婚なんて今では珍しくないし、私がずっと独身でいたとしても、それももう珍しいことなんかじゃない。」
娘は、以前から非婚でもとやかく言われる時代じゃないとよく言っています。
自由な生き方ができる時代になったんだと言う。
親が離婚することは、子どもにとってはデメリットが大きいことも仕事柄(児童福祉)でよく知っている。けど、我慢して自分を犠牲にして生きることは、良しとは思っていない。
できれば夫婦円満で仲良く暮らせるのが一番だと思うけど、それができないのなら自己犠牲をする必要はない。
だから子どもが成人したら(または夫婦が破綻しているなら)、自分を優先することは、賛成だと言う。
ドラマでは離婚後に親の介護が必要になった時に、子どもの負担が増えることにも触れています。
娘にそのことを聞いてみると、夫婦であっても親子であっても結局は情があるかないかでしょ。
そうだね。
新時代の家族のカタチ
これからどう進化していくのでしょうね。
