長文です。時間がある時のお暇つぶしに読んでね。
 
 
銀さんとのデートでした。
仕事を終えて電車に飛び乗り、都会に向かう。仕事帰りの人で混雑するターミナル駅を出て、銀さんが指定したホテルにチェックイン。
 
程よい時間になると銀さんの部屋へ。
 
 
濃〜い夜を過ごして、いっぱい語って。
眠くなったらそれぞれの部屋で眠る。
 
朝も、それぞれのタイミングで起きて、朝食ビュッフェに行き、1人で食事。
 
その後、銀さんが私の部屋にやってきて、チェックアウトのギリギリまで濃厚な時間を過ごす。
 
 

 

チェックインした時、空き部屋があるからと、シングルからツインの部屋に格上げされました。

シンプルで広くて、古いけど清掃は行き届いていて、朝食メニューに力が入っているビジネスホテル。

大浴場が新しく改装されていました。

チェックインしてすぐと、深夜の寝る前、早朝も、大きなお風呂を満喫しました。

 

こういうホテルでのリフレッシュは、ソロ活でも時々やると気持ちがスッキリします。このホテルは実家に用があるときに(実家では泊りたくないので)よく利用しています。

 

 

夜カフェを始めたんだなぁ。

今回はこういうサービスを利用する時間がないのがもったいないです。

こんど、ソロ活のときに利用しようw

 

銀さんとは裸で部屋飲みをしました。

部屋の灯りを消して、カーテンをあけた窓から漏れる街あかりと月明かりで、非日常を楽しみます。

 

 

 

 

いつものデートならホテルで会ってホテルで別れるのですが、今回はちょっとした外デートがありました。

 

 

銀さんは大阪での会合の後、私と夜をすごし、翌日の午後に神戸で得意先との打ち合わせを入れていたのです。

 

ということで、チェックアウトの後は、大阪から神戸まで銀さんの車でドライブです。

 

 

回らない老舗のお寿司屋さんで、お得なランチ🤭美味しかったw

 

そのあと、私はアウトレットパークまで送ってもらい、私を下ろした後に銀さんはお得意さんのところに向かいました。

 

お得意さんのところでの打ち合わせが予定通りに進めば、今月あと2夜、会えるそうです。

 

そんなに短期間に何度も会う?

珍しいことです。

 


 

 

「こんな関係、いつまで続けられるかなぁ」

ピロートークの中で、銀さんが言いました。

関係が始まったとき、私には元彼がいたし銀さんにも他にもう1人か2人、お相手がいました。

 

他の女性たちのうち1人は、同時進行していた彼氏さんと再婚したそうで、それっきり会わなくなったらしい。

 

「ゆきンこさんも、てっきり彼さんと暮らすのだとばかり思っていた」

 

だから私が離婚して自由の身になった時、銀さん終わるつもりでいたという。

それなのに、私は元彼と別れて、その後付き合った人とも別れてしまいました。

気がつけば銀さんとの関係は10年を過ぎても続いています。

 

「(元彼と)上手くいっていると思っていたのに、どうして一緒にならなかったの?」

 

そうだね。確かに、上手くいっていたよ。

私は今まで簡単にしか銀さんに話していなかった元彼と別れた理由を詳しく話しました。

 


元彼と私は上手くいっていました。

 

私は長い休みが取れた時には、元彼の家で何日も過ごしていました。

 

元彼の家には実のお姉さんが一緒に暮らしていたけど、お正月や連休中には必ず私が来ると、お姉さんもわかっていてそのつもりで3人分のお正月の支度をしていたし、

 

元彼の娘さんもその旦那さんも、私が何日も泊まり込んでいることが当たり前になっていたから、娘さん夫婦が2人で出かける時、お姉さんの都合が悪い日でも、私がいる時には私が娘さんの子どもたち(元彼の孫)を預かることもしていた。(彼は店の仕事があったし)

 

お店(BAR)にも私は出ていたので、常連のお客さんにも彼女として認知されていました。

 

元彼の生活に私は入り込んでいて、元彼の家にいる時、私は家族として扱われて過ごしていました。

 

 

「2人は結婚しないの?独身同士なんでしょ」

店の常連さんに聞かれました。

その時はもう、私は離婚していたので、本当に独身同士でした。

 

彼はいつもこう答えていました。

「俺は結婚してもいいって思っているよ」

本当に自然に、誰に聞かれても元彼はそう答えていました。

 

じゃあなんで?という顔をするお客さんに私が答えました。

「私がね、今の仕事好きすぎて、辞めたくないって思ってるから、こっちで暮らせないの」

 

彼の言葉も、私の言葉も嘘はなかった。

 


 

だったらなぜ別れたの?

 

「私が振られたんだからしょうがない。いろいろ小さなことが合わなかったのだと思う」

 


 

元彼のそばにいるということは、彼の店を私も手伝うということ。でも「そのうち慣れるさ」と言われて頑張ったけど、腎臓が弱い私に立ち仕事は無理な仕事でした。

 

昼間の仕事をしていても、夕方になると疲労が酷くて眠くなる。

それなのに元彼の店では、深夜まで時には朝まで立ち仕事をする。

 

私は何度も元彼の家で起き上がれなくなって、朝も昼も夜も眠ってしまうことがありました。

 

元彼はそれが面白くなかったようです。

「俺といるのがそんなにストレスになるのか?」

私の不調を見るたびに、元彼は不機嫌になっていました。

 

「別れよう」と言ったのは元彼でした。

 


 

「そうか、いくら体が合う相手でも、長く一緒にいると合わないこともあるもんだからね」

銀さんはそう言いました。

 

「銀さんと初めて会った頃、私、元彼と一度別れて10ヶ月後にヨリを戻したことがあったの、覚えてる?」

と銀さんに聞いてみた。

 

「あぁ、そうだったな。その空白期間おかげで、俺たちは始まったんだった」

 


 

 

当時、私と元彼は一時的に距離をおこうとかじゃなくて、本当に別れたのです。

 

私が振られたのだけど、10ヶ月後に「やり直したい、これからはちゃんと大事にするから、戻って欲しい」と元彼から言われ、振られて泣き暮らしていた私は、翌日の新幹線に飛び乗って元彼に会いに行って、元彼との関係を取り戻したのです。

 

その時元彼に抱かれて泣きながら、もう一度やり直せることが嬉しかった。

けど、傷は深くて心に刻んだことがありました。

 

“この人はいつかまた「別れよう」って言い出すに違いない。だから、この人なしでは生きられない私には、絶対になってはいけない”

 


 

「だからね、元彼が別れようってまた言ったとき、“やっぱりね”と私は思った。やっぱりねと思うと同時に、“もういいわ”って思ったから、今度は本当に私の気持ちも終わったの。」

 

 

そんなことを銀さんに話しました。

 

「そうだったのか。俺はてっきり、ゆきンこさんと彼さんは、将来一緒になると思い込んでいた。二人の関係は揺るぎないもので、すごく上手くいっているものとばかり思っていた」

 

そうだったのか

そうだったのか

 

私の話を聞き終えた銀さんは、何度も何度もそう呟きました。

 

いつも私の話をいっぱい聞いてくれてありがとう😊

 

私と銀さんは恋仲じゃないけど、この安定した関係はこれからも続いていきそうです。